日本ハム・中田翔 VS DeNA ・筒香嘉智 侍ジャパン「日本の4番」はどっちだ! (2/3ページ)
ジャストミートした球がスタンドに入るのは当然ですが、こすっただけでスタンドに入ってしまうのだがら、驚異です」(前出のデスク)
4月6日の対オリックス戦。中田は山﨑福也から満塁ホームランをかっとばしてヒーローとなったが、打ったあとには、首をひねりながら走る中田の姿が見られた。明らかに「打ち損じ」とも思える、こすった打球、それが、あの広い札幌ドームのレフトスタンドに飛び込むのだから恐れ入る。
打たれた山﨑が、
「プロの凄さを一番感じさせられた一打でした」
と唖然としていたほど。
前出の金村氏は中田の好調の理由を、バッティンフォームが安定したから、と分析する。
「タイミングを取るのに苦労してきましたが、今年はフォームが安定し、自分のタイミングで打てるようになってきたんです」
さらに金村氏は、もうひとつ、今季の中田が覚醒した大きな理由があるという。
「やはり、昨年いっぱいでチームリーダーだった稲葉篤紀選手が引退してしまったことが大きいと思います。今までは引っ張ってもらう存在だった中田ですが、これからはチームの中心選手として、みんなを引っ張っていかなければなりません。こうした"自覚"が生まれ、彼を目覚めさせたのだと思います」
中田のヤンチャなキャラクターは、かつての番長・清原和博と比較されることが多い。「パ・リーグを代表する右のスラッガー」という面でも共通している。
「清原超えは、素質からすれば十分ある話。好不調の波はあるかもしれませんが、このままいけば、今年は本塁打王のタイトルを取るかもしれませんよ」
と、前出の金村氏は期待を寄せる。
一方の筒香もすごい。
彼の所属するDeNAも日ハムと同じく、シーズン前の予想を覆して、開幕ダッシュに成功。8年ぶりの単独首位に立つなどペナントレースを牽引している。
この原動力となっているのが、中畑監督の肝煎りで今年からキャプテンに指名された筒香だ。
打率.322、本塁打3本(日本人トップ)、出塁率は.431、長打率に至っては驚異の.542。
金村氏は彼をこう評する。
「これまでは、タイミングの取り方に迷いがあり、時折、頭から突っ込むような打ち方をしていました。