低速ジューサーの最新機種『ヘルシオジュースプレッソ EJ-CF10A』で、どんなライフスタイルが手に入る?

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低速ジューサーの最新機種『ヘルシオジュースプレッソ EJ-CF10A』で、どんなライフスタイルが手に入る?

シャープより、フローズンデザートも作れる低速圧縮絞りのジューサー『ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CF10A』がこの4月より発売。従来機種である「EJ-CP10B」(2013年4月発売)との違いは、スクリューとフィルターが一体型から分離型になりお手入れがしやすくなったこと。そして「フローズン用アタッチメント」を取り付けることにより、冷凍食材を使ってフローズンデザートが作れるようになったことにある。早速、新機種を検証してみよう。


■『ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CF10A』の特徴
『ヘルシオ ジュースプレッソ EJ-CF10A』の特徴は、低速圧縮絞りにある。高速ジューサーとは違い、1分間あたり32回転という低速で食材を絞っていくのだ。じっくり絞ることで、素材の持つ味や香りを大切に、栄養価の高いジュースを作ることが出来る。
従来の高速ジューサーは食材を刻むブレードが1分間に1~2万回転するのがスタンダードだが、ブレードの摩擦熱や空気混入の酸化作用によって栄養素が壊れてしまう。その点「低速ジューサー」ならポリフェノール、ビタミンC、ペクチン、葉酸など、高速で絞った時よりも多く栄養素が残ることが分かっている。

2~3年前から、健康意識の高い人を中心に低速ジューサー(スロージューサー)はじわじわと注目を集めており、実売価格は3~4万円と高価格ながら新たなスタンダードになりそうな勢い。シャープ『ヘルシオ ジュースプレッソ』は2012年発売で、国内大手家電メーカーの製品としては先駆けであり、市場におけるリーダー的存在。今回検証する『EJ-CF10A』は三代目のモデルだ。

さて、決して安くはない低速ジューサーを購入したとき、どんなライフスタイルを手に入れることができるのだろうか? 製品の使い勝手と共に、紹介する。


■本体の構造・パーツ・組み立て方
それでは詳しく本体を見ていこう。
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本体の他にパーツとして、プッシャー、フタ、フィルター、スクリュー、タンク。
付属品として、ジュースカップ(2個)、フローズン用アタッチメント、ジュースキャップ、清掃用ブラシ。
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取扱説明書、メニュー集(ヘルシー&おいしいレシピ)。
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本体のサイズ(タンクやフタを含む)は、幅が15cm、高さが42.5cm、奥行きが17.7cm。
電源コードの長さは約1.4cm。定格消費電力は100w。全体の重さは約 4.7 kg。本体サイズだけで見ると、スリムで割とコンパクト。女性でも抱えて持ち上げることが出来るので、約4.7kgという重さでも移動はしやすい。
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しかし、実際に使用する時は、手前にジュースカップを2つ置かなければいけないので、それを置けるだけのスペースが必要になってくる。2つのノズルからはジュースと絞りかすが別々に出る。

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スイッチは背面にある。シンプルにON/OFFが出来るタイプ。
スイッチ上部を押すと、回転がスタート。スイッチ下部を押すと、停止する。また、下部を長押しをすると押している間スクリューが逆回転し、離すと停止する。逆回転の操作は食材が詰まった時などに使う。
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組み立て方も簡単、タンク、フィルター&スクリュー、フタを順番にセットしていくだけ。
■新機種『EJ-CF10A』が従来品と変わった点
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フィルターとスクリューが、今までは一体型であったのに対し、新機種では分離させることが出来るようになった。
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鍵マークの印に合わせて、回すだけで簡単に分離出来る。セッティングする時も、カチッと回すだけで一体化するので難しくはない。
このフィルター&スクリューだが、前々機種では3つのパーツに分かれていた。それが一体型となったのだが、今回は2つに分離出来るように変化している。3つではパーツが多すぎて、一体型だとフィルターのお手入れの細かな部分がやや面倒だった模様。
今回はフィルターとスクリューを分離させることで、よりフィルターが丁寧に洗いやすくなった印象を受ける。
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また、分離させたことで、新たなフローズン用アタッチメントが取り付けられるようになった。
■ジュースを絞ろう!にんじんとりんごのジュース編
それではレシピ集を参考に、にんじんとりんごのジュースを絞ってみよう。
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投入口に入るように、にんじんは2cm角の棒状に、りんごはくし型にカットしておく。大きすぎると投入口でひかかってしまうが、小さく切りすぎてもうまく絞れないことがあるので気をつけよう。投入口のサイズは3.5cm×4.5cmとなっている。皮や種を取る必要なないが、口当たりをよくするためにはあらかじめ取り除いておいても良い。食材は少しずつ、感覚を開けて交互に入れていく。
スイッチを入れるとスクリューがまわる。モーター音がするので、それなりの音はする。また、食材を入れると圧をかけて絞るため、固いものほどバリバリバリとやや大きめの音がする。マンションなど集合住宅で使用する場合は、こういった音が思わぬ形で他部屋に響く場合があるので、壁に触れさせないようにしたり、使用する場所を考えたりと、音に対する注意はそれなりに必要になってくるだろう。
食材を入れていくと、向かって左側からは絞りかす、右側からはジュースが出てくる。
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今回はにんじん1本とりんご1個の割合。ほんの2~3分で絞ることが出来た。使用する食材の分量や質にもよるが、このくらいの分量だと、だいたい200ml~250mlのジュースになる。
絞りたてのジュースの美味しさはやはり格別! 新鮮な美味しさが体をシャキッとさせてくれる。
■使ったあとは後片付け!
さて、ジュースを絞った後は後片付け。タンク、スクリュー、フィルター、フタ、ジュースカップを洗わなくてはいけない。
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絞りかすが出てきてるとは言え、フィルターやタンク内にもそれなりに残っている。そのまま放置してしまうと、酸化してしまい衛生的にも良くないので、ジュースを絞った後はなるべく素早く洗うのが好ましい。

洗うこと自体は難しくない。パーツに分解出来るので洗いやすく、スクリュー部分は刃ではないので安全に取り扱うことが出来る。絞りかすの出口などに多少詰まっているが、パッキンをはずしたり、付属の清掃ブラシを使ってかき出せば問題ない。フィルターにはやや細かな繊維が詰まっているので、ブラシで丁寧に洗ってあげよう。

洗うのは、それほど大変な作業ではないが、それぞれのパーツが食器とは違い大きく、特殊な形をしているので、流し台などに作業するスペースは必要になる。ジュースカップなども大きく、洗い物がかさばるのだ。

また、何度か使ってみて感じたことなのだが、タンクやジュースカップの水切れが悪く、なかなか自然乾燥で乾かない。他の食器類が乾いていても、まだ水滴が残っていたりする。近年、水切れの良いものが増えている中で、乾きが遅いという点が気になった。もちろんパーツはよく乾燥させておく必要がある。
各パーツには耐熱温度があるが(取扱説明書に記載があるので確認を)、食器洗い乾燥機・食器乾燥器には対応している(プッシャーのみ除外)。そういったものがある人は利用した方が良いだろう。

■絞りかすは捨てないで!
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そして、ジュースを絞ったあとは絞りかすが出てくる。これにも繊維などの栄養素が残っているので、きちんと活用したい。カレーに加えたり、ケーキに加えたりと無駄なく使おう。すぐに使わない場合は冷凍保存しておくと良い。
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記者は、カレー、肉料理の煮込み用ソース、トマトベースのソース、にんじんとりんごのクッキーなどに活用してみた。絞ったあとのかすは酸化も早いので、こちらもなるべくすぐに調理した方が良い。

ジュース作り、パーツの後片付け、絞りかすの活用と、ここまでを一連の作業と考えた方がいいだろう。目覚めの朝にフレッシュジュースを飲みたいが、出勤や支度などがあり忙しい人には、なかなかこれだけのことをするのは余裕がないと出来ないかもしれない。
■葉物を使ったジュースを絞ろう! りんごとケールのジュース編
葉物野菜を使ったジュースも作ってみた。
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葉菜類は繊維が多いので、小さく切って、水分の多い果物と一緒に絞ると良い。
今回はりんごとケールを使ったジュースを絞る。葉物は投入口にひっかかりやすいので、上手にプッシゃーを使い、押し込みながらりんごと交互に投入していく。
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緑色の濃いフレッシュなジュース。この美味しさを簡単に家庭で作ることが出来る低速圧縮ジューサー『ジュースプレッソ』はやはり素晴らしい。
■『EJ-CF10A』の新機能! フローズンフルーツを楽しもう!
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さて次は、今機種より搭載されているフローズン用アタッチメントを使い、フローズンフルーツを作ってみよう。フローズンの場合は、皮や種を取り除き、投入口に入る大きさに切ってあらかじめ冷凍しておく。ヨーグルト、豆乳などを製氷機で凍らせて、一緒に投入すれば、フローズンヨーグルトなども楽しめる。凍らした食材はすぐに使うのではなく、室温で2~3分置いて包丁でサクッと切れる固さになるのを待とう。そして、もちろんのことながら、スクリューにはフローズン用のアタッチメントを取り付けておく。
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ジュースは出てこないので、ここでノズルにフタをする「ジュースキャップ」を取り付けておこう。あとはジュースの時と同じように、食材を間隔をあけて少しずつ投入していくだけ。記者は市販の冷凍フルーツでフローズンを作ってみた。
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いちご、パイナップル、桃、ぶどうを使い、彩りも綺麗なマーブル状のフローズンフルーツを作ることが出来た。これからの季節のデザートにぴったりである。
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ジュースを作った後の出口栓としても使えるジュースキャップは液ダレを防いでくれるのだが、このパーツだけ小さいため、無くしてしまいそうなのが気になった。キャップが取り外せることで、ノズルは洗いやすいのだが、洗い物の後には素早く取り付けておくなどして、無くさないように意識した方が良いだろう。その他、タンク内にもシリコン素材の取り外せるパッキンがついており、洗い物の際は見失わないように注意したい。

■豆乳やスープも楽しめる!
ジュース、フローズンの他に作れるものとして、スープ、豆乳、豆腐、おしるこ、おろししょうが、大根おろし、すりごまなどがある。その中より、豆乳をご紹介しよう。
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大豆の水煮と水を合わせて、投入口より入れていく。大豆の絞りかすと、豆乳が出てくる。市販の調整豆乳などとは違い、濃厚でシンプルな味わいの豆乳を作ることが出来た。水と一緒に絞っているため、水分はやや多くなってしまうが絞りかすはおからとして使うことが出来る。
大豆の水煮と水をお玉を使い、小さな投入口から入れていかなければいけないのがやや手間だろうか。
これはスープ作りにも言えるのだが、普段スープ作りにハンディブレンダーを使っている人にとっては、この作業がやや面倒に感じるかもしれない。お鍋の中で食材を潰してスープにしてしまえるハンディブレンダー。一方で、一度煮込んだ食材を、鍋からジュースプレッソに移し変えて、少しずつ投入していかなければいけない作業は、作業工程が多く感じてしまう。
ただし、食材を潰し、繊維と分離してくれるのでとても滑らかな舌触りのスープにはなるだろう。

『ヘルシオジュースプレッソ』公式サイトには食材の組み合わせ方やレシピが充実しているので、ぜひそちらも参考にして頂きたい。
ヘルシー&おいしいレシピ

また、すべての工程やジュースプレッソの使い方を紹介した動画も公開されている。食材の入れ方やお手入れの仕方、パーツの組み立て方など、ぜひ動画で確認してほしい。
動画でわかる!ヘルシオ ジュースプレッソ
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今回ご紹介した、フローズンも作れる新機種『EJ-CF10A』のカラー展開は、レッド、オレンジ、グリーンの3色。本体のカラーはラメ感があり、発色も綺麗。キッチンやカウンターに置いておいても、スタイリッシュな印象を受ける。
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また、ヘルシオジュースプレッソの新製品として『EJ-ST1』シリーズも同時期に発売されている。こちらは、フローズンアタッチメントがついていないモデル。スクリューとフィルターが分離型なのは同じ。カラー展開はブルーとイエロー。ジュースを絞ることだけを目的としたい場合は、こちらを選んでも良い。
参考価格はフローズンが作れる「EJ-CF10A」が3万7000円前後、ジュースのみ絞れる「EJ-ST1」は3万3000円前後(税別)になる見込み。
SHARP スロージューサー ヘルシオ ジュースプレッソ グリーン EJ-CF10A-G SHARP スロージューサー ヘルシオ ジュースプレッソ グリーン EJ-CF10A-G 購入の際にはやはり店頭などで実機を確認して、大きさや重さ、置いた時のサイズ感、パーツ類などをチェックしながら、自分のライフスタイルと照らし合わせてみると良いだろう。家電量販店をはじめ、インターネット通販などで購入出来る。

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