ママ歯科医が教えます!「むし歯予防になる」おやつの上手な食べさせ方ルール5つ
お休み中外出の機会が増えるときに、ママが気にしたいのが子どものおやつです。
幼稚園や保育園がある平日は、きちんと時間を決めていても、長期連休でいつものリズムが崩れ、好きな時間に好きなだけおやつを食べる癖がついてしまう子もいます。
旅行先ではしっかりと歯磨きする時間もなく、こうしたことが習慣づいてくるとむし歯が気になりますよね。
今回はママ歯科医師である筆者が、むし歯予防に効果的なおやつの食べさせ方を伝授します。
■ むし歯のメカニズムって?
むし歯と聞くと、甘いモノを食べ過ぎてなると思われがちですが、砂糖が歯を溶かしているのではありません。
むし歯菌が歯にくっついている砂糖やごはんなどの糖分をエサとして分解し、酸を吐き出すことにより歯が溶けてしまう病気なのです。
そして、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはむし歯菌はいません。ママや周りの人から感染するいわゆる“感染症”です。だからこそ、家族全員のむし歯予防が重要となってくるのです。
■ むし歯予防になるおやつの正しい時間・回数・量とは
ではむし歯菌がいるとすぐにむし歯になるかというと、そうではありません。お菓子を食べる回数や量、唾液の量や性質、歯磨きなど様々な要件がからみ合って初めて発症します。
では、むし歯予防に効果的なおやつの食べ方をチェックしてみましょう。
(1)時間を決める
飲食後、口の中は酸性に傾き、歯が溶けやすい状態になります。このままでは歯が溶けてしまいますが、唾液が時間をかけて中性に戻してくれるのです。
もし、酸性の時間が長くなれば、歯が溶け始めます。1時間ごとに飲食するようでは、溶ける一方です。飲食の間隔は3時間くらいはあけましょう。食後のデザートとして甘いお菓子を食事とまとめて食べ、おやつの時間はおにぎり、などの方がリスクを減らすことができます。
(2)ダラダラ食べ続けない
せっかく15時のおやつを決めても、15時から16時までずっとキャンディーを食べ続けているようでは、お口の中は酸性に傾きっぱなしです。食事やおやつにかかる時間は30分以内と決めましょう。外出先や公園で遊んでいる間、お菓子やジュースをちょびちょびダラダラ摂取するのも避けましょう。
(3)回数を減らす
子どもの食事は1日3回よりも減らすわけにはいきません。そこで、おやつの回数が重要になってきます。3時のおやつはとても理に適っていて、昼食と夕食の間に1回おやつの時間を設け、それ以外はお口の中に入れないようにすると効果的です。
(4)お菓子の量を減らす
甘いお菓子の量が増えると、お腹がいっぱいになり、昼食や夕食を食べられなかったりします。すると、またすぐにお腹が空いて「ママ、お菓子ちょうだい~」となりがちです。食事をしっかり食べられる環境をママが整えてあげましょう。
(5)飲料と一緒に摂取する
ガム、キャンディー、アイスクリームはむし歯になりやすい代表的なお菓子です。なぜだか分かりますか?これらのお菓子は食べるときに、飲料と一緒に摂取しない傾向が強いからです。すなわち、お菓子が口の中に残りやすくなります。甘いお菓子を食べるときは、水やお茶も一緒に用意してあげましょう。水分によって、歯の表面についたお菓子が流れやすくなります。
■ 歯ブラシの正しい持ち方
どんなにお菓子に気をつけていても、歯磨きができていなければむし歯になってしまいます。歯ブラシはペンを持つ時と同じように持ちましょう。そして、適度な力を入れて、どこを磨いているのか、目視しながら磨きましょう。もちろん、歯と歯の間はフロスを使ってくださいね。
未就学児はまだ握力が弱いので、歯磨きは子どもまかせにするのではなく、毎日仕上げ磨きが必要です。
旅行先や長期連休は生活リズムが崩れがちです。ダラダラ食べ飲みが、休み明けも癖にならないように、気をつけて休暇を楽しみたいですね。
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【参考】
※ 子供の生活習慣と虫歯の関連 – 日本健康科学学会
【筆者略歴】
※ 進藤ゆきこ・・・専門家ライター。自身も子育て真っ最中の歯科医師、歯学博士。「毎日のオーラルケアをママとベビーのハッピータイムに」をモットーに、親子でお口の健康をもっと身近に感じてもらえるよう取り組んでいる。