「ご褒美に」はNG!? おもちゃを与える時に親が守るべき5つのルール
「あれ買って~!」と、おもちゃ売り場で泣き叫ぶ子どもを見ることが少なくなったように感じます。いろいろなおもちゃが安く手に入るようになったので、買ってあげやすくなったからかもしれませんね。
しかし、安いからといって外出するたびにおもちゃを買うのはいかがなものでしょうか。子どもに悪い影響を与えてしまいますよ。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者の立石美津子がおもちゃを買い与える時に親が守るべき5つのことについてお話しします。
■ルール1:いくら安くても日常的に買わない
今は100円ショップやスーパーで安いおもちゃが手に入る時代です。
ただでさえ、どんどん増えるおもちゃなのに、出かけるたびに買い与えていては、部屋がおもちゃに占領されてしまう日もそう遠くないでしょう。
「安いんだからいいじゃない」という方もいるかもしれませんが、値段は関係ありません。10円だろうが10,000円だろうが、欲しがるものをドンドン買い与えると、「欲しいと言えば何でも手に入る」と子どもに刷り込んでしまうだけです。
たかが数百円のおもちゃかもしれませんが、日用品を買いに行くたびにホイホイ与えるのは控えましょう。
■ルール2:「うちはうち、よそはよそ」を貫く
ママ友の家に遊びに行くと新製品のおもちゃがいっぱい。子どもは当然「同じものがほしい」とねだります。
そうなると、「あの家に行くと、おもちゃ欲しがって後が大変」と感じるようになり、ママ友の家に遊びに行くのもためらわれますよね。
そんな時、「うちはそんなお金はないの」というセリフを親は言ってしまいがちですが、これは冗談でも言ってはなりません。子どもは純粋に「うちは貧乏なんだ…」と言葉通り受け取ってしまうからです。
「よそはよそ、うちはうちなの。買いませんよ」とシンプルに伝えるだけで十分です。
どうしても欲しいと聞かない場合は、「今度の誕生日に買おうね」と約束しましょう。
■ルール3:祖父母からのプレゼントはあえて隠す
家庭の方針で、「おもちゃはクリスマス、子どもの日、誕生日の年3回」と決めていても、「孫が可哀想だ!」とおじいちゃん、おばあちゃんが湯水のように買い与え、困ってしまうパターンもあるでしょう。
「我が家は記念日しか買わない方針なのでいりません」なんて言ってしまうと、角が立ってしまいますし、かといってそのまま受け取るのわけにもいきませんよね。
その場合は、いったん受け取り「年3回のお楽しみにしているのでそれまで隠しておきますね」と言って、記念日まで取っておくと良いでしょう。
または、「誕生日にまとめてビックなプレゼントください」と、少し値の張るものをおねだりしてみるのも手かもしれませんね。
■ルール4:おもちゃをご褒美にしない
お手伝いをしたから、100点とったからなどの理由でおもちゃを褒美として買い与えていませんか?
ご褒美の力が大きすぎると、水族館のアシカショーのように餌がないとやらない悪い癖がついてしまいます。お手伝いは家族の一員としての当然の役割、勉強は自分のためにしていることです。
ご褒美は「いつもお手伝いしてくれて助かっているよ」「お勉強、頑張っているね」の褒め言葉だけで十分です。
■ルール5:どんなに欲しがっても我慢させる
欲しがる物を何でも与えていると、我慢ができない子になったり、物を大切にしない子になります。
すぐに買ってもらえるなら、おもちゃを大切にする必要もありませんし、紛失しないように片付ける必要もありません。
でも、あまりに欲しがる子どもを見ていると、どうしても買ってやりたくなることもあります。そんな時は、「パパに相談してみようね」と少しガマンする体験をさせましょう。
いかがでしたか?
ものすごく欲しがっているものでも、買ってもらうだけで満足したり、2~3日だけ遊んで飽きてしまうこともあります。買い物依存症ではないですが、親の愛情を確かめるために欲しがる子もいます。
「ちょっとおもちゃを買い与えすぎかな」と思ったら、出かける前に「今日は見るだけね」と制限をかけましょう。ガマンできたら褒めてあげてくださいね。
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【参考】
※ 立石美津子(2014)『1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ』(日本実業出版社)
【著者略歴】
※ 立石美津子・・・専門家ライター。32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『「はずれ先生」にあたった時に読む本』『一人でできる子が育つ「テキトーかあさん」のすすめ』