【アニメキャラの魅力】半田先生の“男関係”が気になって仕方がない!?腐女子「新井珠子」の魅力『ばらかもん』

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(C)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会
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 『ばらかもん』はのどかな長崎県五島列島の離島に暮らす人々と、都会育ちの青年との交流を描いたアニメ。才能はありながらも人格的に未熟な書道家「半田清舟」が、島での生活を通じて人間的にも書道家としても成長していく物語ですが、説教臭さも辛気臭さもない“からっと楽しいコメディー”です。

 今回ご紹介する「新井珠子」は、いつも親友の「山村美和」と行動を共にしている中学生2年生のメガネっ娘。中学生にしてはちょっといけない趣味を持っています。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■マンガ家志望

 珠子はマンガ家志望。中学生にしてすでに自作のマンガを描き、雑誌の賞に応募したりもしています。ところがその志向はかなり特殊で、マンガのジャンルとしてはホラー・ミステリーが好き。「一般的な正義をふりかざすようなマンガ」は誰も読まないという、中学生のオタクにはありがちな偏った考え方により、少年マンガと言いながら内蔵が飛び出るようなスプラッタな作品を描いています。

 マンガ家志望ということは親友の美和にしか教えておらず、自分がオタクだということを他人に知られることを極度に恐れていたのですが、村の商店でひとつしか残っていなかった墨汁を半田先生に譲られた事をきっかけに、自分の作品を先生に見せたばかりか、先生が「マンガのことを分かっていない」と、自分のマンガ蔵書を無理やり貸付けたりも・・・。

 いつも美和といっしょにいるようですが、人混みが嫌いのなので村の祭りでは美和たちに加わらず、暗い路地でひっそりマンガを読んでいます・・・。

■腐女子

 珠子は中1のときに親戚のお姉ちゃんからたくさんのマンガをもらいました。その中にあったのが、男性の同性愛を描いたいわゆる「ボーイズラブ=BL」マンガ。初めて見るBLマンガに衝撃を受け「不潔」と投げつけたものの、衝撃が落ち着いてからはBLに興味津々。初めて読んだBLマンガは秘蔵しています。

 本人は「腐女子なんて低俗なものじゃない!!」と、自分が腐女子であることを必死に否定はしていても、仲良くする半田先生と村の高校生「木戸浩志」の様子を見ては妄想を掻き立てられます。ただ、珠子自身はそんな妄想をしてしまう自分が許せないため、半田先生と浩志のいちゃつき(そのように見えてしまう)を自分への試練と受け取ってしまいます。

 しかし、先生と浩志のことを妄想して夜も眠れなくなったり、美和が女っ気のない先生になるとの交際を勧めた時に落胆したり(対象が幼女とはいえ女だから)と、実のところかなり重度な腐女子です。

■負けず嫌い

 アニメでは、ただ美和の横で温和な顔を見せているか、先生と浩志のBL妄想と戦っているかだけの存在です。しかし、原作ではマンガに関しては非常に熱いものを秘めた負けず嫌いなところも描かれています。母親には「人の幸せを喜べる人間になれ」と教育されていますが、珠子自身は「ライバルの成功を喜ぶ人間は、マンガ家になるための狭き門を通ろうとするはずがない」と思っているようです。

 オタクであることを隠していても周りにはバレバレな「新井珠子」。隠しきれていないのに隠そうとしているあたりは中2の女の子らしいかなとも思います。今は、知ったばかりのBL趣味を完全には受け入れきれていませんが、自分が腐女子であることを認め、受け入れた時に“新しい何か”が花開くような気もするのですが・・・。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

(C)ヨシノサツキ/スクウェアエニックス・「ばらかもん」製作委員会

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