54歳のカリスマ童貞・山口明だから分かる新しいモテ論

童貞モテ革命

連載第61回 辛口だらけの世の中、今こそ甘口でモテる!!

　本日も童貞なり。
　お酒をまったく飲まない山口明です!!　そして甘い物が大好きなんですけど、甘い物が好きな男のことを「スイーツ男子」なんて呼んだりしますが、オレみたいなオッサンは「スイーツ爺」とか言うんですかね。何か糖尿病のジジイみたいじゃない？　どうでもいいかぁ〜。
　しかし今の世の中って辛口が多くないですか？　これって食べ物の話じゃないですよ。テレビとかに出ているコメンテーターでも、毒舌とか辛口トークの人のが多いですよね。雑誌の記事も辛口な批評が多いと思うし、ウェブサイトを見るともう辛口というより悪口だらけですよ。
　辛口って少数意見だから過激な感じがするのであって、これだけメディアに辛口が溢れちゃうと、もう辛口の意味がなくなっちゃいますよね!!

　辛口ってクリエイティブじゃないですよね。人がゼロから作り上げた物に対して、批評というか悪口を言っているだけですからね。本当に不毛な行為ですよ。
　そいえばテレビに出ている辛口トークのコメンテーターって、クリエイティブな匂いがしないですよね。医師や大学教授、小説家や漫画家だったりしますが、そんなに毎日テレビに出ていて本業はどうなっているんでしょうか。何かみんなインチキ臭いよね。人の悪口で商売しているからなのか、凄くネガティブなオーラを発していますよ。何も作り上げない人たちだから楽な商売ですよ!!

　もう辛口の時代は終わりじゃないですか!?　これからは甘口で人を誉めまくりましょうよ！　辛口な悪口よりも甘口の賞賛の方が、どう考えてもポジティブでハッピーになれますよ。オレも一緒にいて心地いい人ってとにかくオレのことを誉めてくれる人ですからね。誉められると人間ってやっぱり幸せな気分になりますよね。
　女性の皆さんも自分を誉めてくれる男の方が、一緒にいて楽しいでしょう。特に女性の場合、お世辞でも「美人だよね」「ファッション・センスいいよね」とか誉め続けられると、それが自信になって本当に輝き出しますからね。ですから女性の皆さん、身の回りに甘口な男を置いておいてはいかがでしょう。連絡いただければ、いつでもオレがあなたの元に駆けつけて、甘口な賞賛を差し上げますよ!!　甘口な童貞を「スイーツ童貞」とか言わないんですかね？
　ではでは、また来週〜。

【山口明：プロフィール】
やまぐちあきら…54歳カリスマ童貞デザイナー。
「頭脳警察の頃から辛口なロックをやり続けているパンタさんですが、1980年の初頭に一瞬だけ甘口なロックをやっていたんです。『KISS』というアルバムで、全曲いつものパンタさんらくしくない甘口で、今までのイメージとのギャップに戸惑ったファンも多く、ファン・クラブによる不買運動もが起きるという、前代未聞の現象を生んでしまった訳です。そもそもパンタさんって凄いメロディ・メーカーで、過激と言われていた頭脳警察の頃も『さよなら世界夫人よ』や『詩人の末路』のような甘口な名曲も多いんですよね。アイドルにも曲を提供していたりしますし…不買運動ってファンの人たちも辛口過ぎますよ!!」

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