何に使われる?10基のプロペラを持つ垂直離着陸機をNASAが開発中 (2/2ページ)

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しかしこの春、『GL-10』はNASAラングレー研究所から2時間ほど離れた軍用基地で、空中で垂直離陸モードから巡航モードに切り替え、さらに垂直着陸モードにもどすというテストに成功した。すでに5回の飛行において、その切り替えに成功しているという。

この『GL-10』には10基のプロペラがついているが、右の主翼についている4基、左の主翼についている4基、そしてテールについている2基はそれぞれ統合して制御される。そのため、操縦においては3つのエンジンを持つ機体と同様に扱えるという。

また、この『GL-10』の離着陸時の騒音は非常に静かで、開発者のひとりビル・フレデリック氏によれば「隣の家のエンジン式芝刈り機よりも音は小さい」という。この『GL-10』に関しては今後、空力効率のよさを証明するテストを行っていく予定になっている。

垂直離着陸が可能で、飛行機のように巡航できる航空機は、小さい荷物の輸送、あるいは農業のための長時間の監視、測量などの用途に役立てることが期待される。また、よりスケールアップしたモデルも考えられるという。

現在主流のドローンはヘリコプタータイプだが、これは航続距離や連続飛行時間が短い。しかし、このようなVTOLタイプが実現すれば、離発着の場所は選ばないうえにより長距離の移動が可能になる。安全性の確保は絶対条件だが、よりドローンが実用的な用途に役立てられるようになるかもしれない。

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