その昔、コーヒーや紅茶をヨーロッパそして日本へと持ち込み、コーヒー・紅茶の生産および貿易の立役者となったオランダ。

実際には「商売の道具」としてのみならず、オランダ国内でもコーヒー・紅茶をたしなむ文化がとても深く根付いていきました。現在も、コーヒー・紅茶は、家族や友人との交流における潤滑油的な存在となっています。

このコーヒー・紅茶王国オランダにて、ここ数年来、人気がブレークし、カフェのドリンクメニューの中に定着し始めた飲み物があります。それが「フレッシュ・ミントティー（Verse Muntthee／オランダ語読みフェルス ムントゥティー）」です。

「フレッシュ」と名前に入っている通り、ミントの生の葉をふんだんに使います。そして作り方は至って簡単、このミントの葉を入れた容器に、お湯を注いで、しばらく置いたら出来上がり。名前に「ティー」と入っていますが、実際にはお茶の成分は入っていません。

そのままで飲むこともできますが、お好みにより蜂蜜やお砂糖を足して、温かいうちに頂くのが美味しい「フレッシュ・ミントティー」を楽しむコツです。

町のカフェに入り、テラス席を見渡すと、多くの女性たちが飲んでいる光景を多く目にします。どのカフェでも、この「フレッシュ・ミントティー」は透明な耐熱グラスに入れて運ばれてくるため、ミントの葉の綺麗な緑色が映えて、お洒落な雰囲気を醸し出しています。