顔に似合わないど根性の持ち主? 有村架純:“ドラァグクイーン”エスムラルダ連載51 (2/2ページ)
で、架純は17歳になった妹を演じていたんだけど……。この第二部が、第一部をはるかに上回る超絶展開だったわ。妹が金銭苦からパンパンになり、米軍兵士に処女を奪われたり、生き別れていた兄と妹が、互いに気づかず恋心を抱いたり。完全に、ただのドロドロ昼ドラと化していて、第一部で張られていた伏線とか、タイムスリップした意味とか、タイムパラドックスとか、完全無視。一から十まで、「ぼくの夏休み」なんてライトな一言ですませちゃいけない内容だったわ……。
とまあ、3年も前の昼ドラについて熱く語りすぎちゃったけど、正直言ってアタシ、こんな歴史的迷作で準主役(しかも結構な汚れ役)を務めてしまった以上、架純はずっとB級女優扱いされちまうんじゃないかと、ひそかに心配していたの(やっぱり余計なお世話)。なので、「あまちゃん」以降、にわかに架純の存在がクローズアップされるようになって、他人事ながら、ホッとしているわ。
最近の騒がれ方には、ちょっとゴリ押し感がある(いちいち「能年玲奈や橋本愛を抜き去って、大ブレイク」みたいな言い方をされるのも気になるところ)ものの、架純の体当たりっぷりや、役を選んでいるんだか選んでいないんだか、よくわからない感じ(ドラマでは相変わらず、目立ちすぎない二番手、三番手のポジションをキープ)、嫌いじゃないわ……。
先日、「ドラマ『ようこそ、わが家へ』で、架純が男とベッドで寝ている写真が!」とか騒がれていたけど、19歳でパンパン役を演った架純にとっては、そんなの、屁でもないはず。これからも顔に似合わないど根性(?)を発揮して、頑張ってちょうだい!
【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。
twitter:@esmralda001

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