最後のWindowsとなる「Windows10」今後Microsoftはどこで利益を上げるのか (2/2ページ)
さらに、スマートフォンやタブレットの登場に伴うPC利用率の低下や、OSのパッケージビジネスを行わなくなったAppleの台頭などにより、消費者に数万円でOSを売るということが難しくなってきたのだろう。
■ サブスクリプション化での収益化に向かう?
OSのパッケージで収益を上げをあげなくなると、今後どこで利益を上げればいいのだろうか。考えられるのは2つある。
1つは『Office365』のようにサブスクリプション(月額課金)制をとる方法だ。実際にMicrosoftは『Windows365』という名称に対して商標を取っており、このビジネスモデルが一番現実的だと考えられる。
もう1つは『Windows』というエコシステムを構築することだ。分かりやすい例はAppleだろう。同社のOSXやiOSは無料で常に最新版にアップデートできるが、その代わりハードウェアの販売やiTunesStore・AppStoreでのコンテンツ販売などでも莫大な収益を上げている。
ソフトウェアメーカー“Microsoft”とハードウェアメーカー“Apple”という違いがあるため一概には比較できないが、MicrosoftはSurfaceやHoloLensなど近年全力で新ハードを発表し続けているのも事実だ。
Windowsを無料で提供する代わりに、周辺ビジネスで上手く利益を上げる仕組みの構築も狙っているのは間違いない。ただ、それだけでカバーできるほど大きく成長しようしているか否かは不明確だ。

Microsoftでは現在これまでのビジネスモデルを転換する大きな変化が訪れている。この変化を起こしているのは昨年2月にCEOの座についたサトヤ・ナデラ氏だ。
同氏がCEOについてからMicrosoftは様々な分野で大きな方向転換を行っており、その中でも特に大きいのが今回の『Woindows10』だろう。この大きなビジネスの変化が、Microsoftにどのような変化をもたらすのか。今後も目が離せない。