【毎日トリビア】Vol.35 『お客様は神様です』の本来の意味…?
毎日1つ知っても知らなくてもいいような、ゆる~い豆知識をお送りするこの企画。 「へ~」と納得できるようなものから「これは知りたくなかった!」とか思っちゃうようなものまでご紹介します! 毎日一緒にじんわりと知識を深めましょう! 今日紹介する豆知識は… 商売をする上で使われるあのフレーズについてです!

出典: iStock
『お客様は神様です』は、本来無条件にお客様を崇め奉るという意味ではない。
よく商売をする上で、『お客様は神様です』というフレーズを聞きますよね。
「悪質なクレームにあったとしても、“お客様”であることには、変わりないのだから、それを受け止めなくてはいけない」という意味で認知している人が多いですが…
本来の意味は、そうではないのです。
これは、1961年頃に三波春夫と宮尾たか志の対談の間で生まれた言葉です。
「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って、心をまっさらにしなければ完璧な藝をお見せすることはできないのです。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです」
つまり、お客様を神様と捉える、そうすることで己の芸に磨きをかけ、心の雑念を払い最高の芸を見せることができる。決して、無条件にお客様を崇め奉るという意味で用いてはいないのです。
このような素敵な意味のある名言にも関わらず、今ではクレーマーの逃げ道のようになってしまっているのが悲しいですね…