お寺の知られざる日常&お坊さんの苦労を知る「坊主マンガ」5選 (2/3ページ)
命をいただく大切さを体現しているお坊さんに脱帽です!
■女性がお坊さんに!?『住職系女子』
『住職系女子』 竹内七生 / 講談社
仏に仕える身でありながら女を作って失踪した父親に代わり、心ならずも坊さんになった美鶴。しかし、悟りとはほど遠い、迷い多き日々……。ワケありの弟・律(リツ)と住職のお祖父ちゃんとともに、僧侶としての道を突き進んでいくストーリーです。
実際に寺で生まれ育った竹内七生先生が描く、お寺の暮らしはリアル。日々訪れる参拝者の中には、悩みを抱えている人も少なくありません。
中には、水子供養に訪れる女子高生も。
「家族としてずっと忘れないでいてあげること それがホントの水子供養だよ」
罪悪感に苛まれる彼女に、美鶴がかけた言葉です。ただの形式ではなく、相手の心にそっと触れ、正しい道を指し示す姿は、お坊さんとしての美鶴の成長もうかがえます。
日常生活の中ではあまり意識されない“寺と人との関わり方”についても、改めて考えさせられる作品です。
■坊主なのに医者!?『病室で念仏を唱えないでください』
『病室で念仏を唱えないでください』 こやす珠世 / 小学館
坊主×医者の異色のコラボ! 「縁起が悪い!」「まだ死んでないぞ!」と毎度迷惑がられている松本は、僧侶でありながら救急医として働く“僧医”。法衣で病院内をうろついては小言を言われ、物を投げられ……。それでも「“仏の教え”は生きている人も救うはず」と奔走する松本に、坊主フェチならずとも心がくすぐられます。
松本から飛び出す“仏の言葉”の数々は、難しそうに思えて実はすごくシンプル。そして、実生活の中でふとした時に思い出したくなる言葉ばかりなのです。
たとえば、
「心が闇の中で迷っているうちは何事も災いとなり、ひとたび心の眼が開けば、出会うものすべてが宝となる」
という弘法大師の言葉。