人脈は不要!社会人が意識しておくべき「本当に大切なこと」5つ (2/2ページ)
■ポイント4:すべての仕事は、「社会の役に立っている」
自分の仕事が社会の役に立っていると思えず、「人の役に立つ仕事がしたい」という願望が高まる風潮を著者は「少々理解に苦しむ」と書いています。なぜなら、すべての仕事は人の役に立ち、社会の役に立っているから。
たしかに感謝されれば、「人の役に立っている」という思いを持てますが、そもそも現状においては“役立ち感”を得にくい状況にあるのが20代の若手社員。
でも“役立ち感”が得られるからといって、他の仕事より価値が高いとは限りませんし、間接的にではあっても、働いている以上は必ず社会の役に立っているもの。
■ポイント5:「やりたいこと」に、こだわらない
「やりたいことをやりたい」という考え方がありますが、仕事はつらいことの方が多く、「やりたい仕事など、業務経験がないなかで見つかるものではない」と著者。
「やりたい仕事などは見つからなくて当然、向いている仕事などはすぐにはわからなくて普通」と思っているくらいでちょうどいいといいます。
それよりも、いま目の前にある仕事に集中しつづければ、いつかおのずと「どうすべきか」がわかるということでしょう。
このように、社会人として、会社との関係性のなかで忘れるべきでないことを説いているわけです。以後の章も、ひとつひとつがきっと役に立つはずです。
(文/印南敦史)
【参考】
※相原孝夫(2015)『20代のあなたに、会社が期待していること』ダイヤモンド社