出産で仕事を辞めるか続けるか…悩んだ時の決意ポイント3つ
新しい家族を迎えて嬉しい反面、子育てと仕事を両立できるだろうか……と悩まれることと思います。
そこで、ファイナンシャルプランナーの筆者が、仕事を辞めるか続けるかを考える上でのポイントを3つご紹介します。
■1:教育費が準備できるかどうか
これからの家計の中で大きな割合を占めるのが、子どもの教育費。
子ども一人にかかる教育費は、平均で967万円です。これは、私立幼稚園、公立小・中・高、私立大学と進んだ場合。国立大学を目指す場合には、さらに塾代や教材費がかかる場合もあります。
また、これは全国平均ですので、首都圏の場合は1,000万円近くかかる場合もあります。
本格的に教育費がかかり始める12歳位までが貯め時です。
その間にしっかりと教育費の準備ができるかどうか、考えてみることが必要です。
■2:自分自身のセカンドライフの準備はできるかどうか
現在30歳代の方の老齢基礎年金(国民年金の部分です)受け取り額は、年間70万円を切る試算になっています。
一方、セカンドライフの支出は、夫婦二人で336万円。これは持ち家を前提とした基本的な生活費です。賃貸住まいの場合や、”老後はゆっくり旅行や趣味を楽しみたい”となると、もっと準備が必要です。
また、年金の受け取り開始は65歳からですから、夫の定年が60歳だった場合には、5年間収入がない状態になることも想定されます。
ちなみに仕事を辞めた場合と、60歳まで続けた場合の年金受取額(1年間)を試算してみると、辞めた場合は806,600円、60歳まで続けた場合は1,648,500円となります。
※現在28歳、月収20万円(賞与4カ月)。今後32年間の平均月収30万円(賞与4カ月)で試算。
なんと、受取額は倍近くも違うことになります。
また、現在28歳の日本人の平均寿命は男性80.86歳、女性87.06歳となっています。(平成25年 総務省統計局『日本の平均余命』より算出)
セカンドライフに向けて十分な備えができるかどうかも判断材料の一つですね。
■3:15年後の自分を想像してみる
子育てが忙しいのは中学生くらいまで。その時の自分を考えてみましょう。
その後どうしますか?
経済的な余裕があるなら、趣味や家事を楽しむのも一つですね。
ただ、また社会との関わりを太くしたい、仕事をしたい、と思った時に、年齢や仕事のブランクが妨げにならないよう、しっかりと力をつけておくことが必要でしょう。
いかがでしたか? 仕事を辞めるか続けるかは、家族のこれからにとって大切なこと。家族や職場の理解とともに、上記ポイント3つも考えて選択したいですね。
(鈴木茂美)
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