無駄な電波を回収してスマホの「バッテリーを30%長持ちさせる」装置 (2/3ページ)

FUTURUS

空中から集めても、マイクロワットやナノワット(1ワットの100万分の1や10億分の1)くらいにしかなりませんが、携帯電話はミリワット(1ワットの1,000分の1)以上の電力が必要ですから

とRobert Lee教授は説明する。

Lee教授の試算では、携帯電話からでる電波信号の97%は、目的地に到着せずにただ失われている。そのすべてを吸収できるわけではないが、そのうちの一部は取り込むことができるという。

 

■ 交流を直流に変えるレクチファイアー

電力会社から供給される電源は交流(AC)だ。しかし、多くの機器では直流(DC)の電気を使用する。そのため、電気製品の多くは交流を直流に変換するレクチファイアーを内蔵している。あるいは、最近の小型の電子デバイスなどでは充電器のほうにレクチファイアーを備えている。

Chen准教授らが開発したのはそのようなレクチファイアーの一種だ。携帯電話が発している電波は、周波数の高い交流である。その交流電波の一部を取り込んで、直流にしてバッテリーに供給してやるというものなのだ。ただ、音声通話やデータ通信の品質を落とすほどのものではないという。

携帯電話は、あらゆる方向に向けて電波を発している。それが最寄りの基地局やWiFiルーターと接続するために、もっとも手っ取り早い方法だからだ。しかし、そのためにかなり無駄な電波を発しているのも事実だ。

Chen准教授たちは、無駄になっている電波を特定し、さらに、電話の機能を損なわない範囲で、最大限にその電波のエネルギーを採り入れる装置を作りだすことに成功したという。

ただし、このデバイスが働くのは、携帯電話が送信をしているときのみ。

「無駄な電波を回収してスマホの「バッテリーを30%長持ちさせる」装置」のページです。デイリーニュースオンラインは、ネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る