無駄な電波を回収してスマホの「バッテリーを30%長持ちさせる」装置 (1/3ページ)

FUTURUS

無駄な電波を回収してスマホの「バッテリーを30%長持ちさせる」装置

そんな“元気玉”みたいなことが現実に可能なのだろうか? 携帯電話が発する電波をキャッチして、自らのバッテリーに還元し、最大30%も電池を長持ちさせるという、にわかには信じられないデバイスをオハイオ州立大学の研究者が開発したらしい。近いうちに、クラウドファンディングのサイトで市販化のための資金を募集するというのだ。

 

■ 携帯電話からでる無駄な電波を再利用する

『鉱石ラジオ』をご存じだろうか? ゲルマニウムラジオは電源がなくても聴くことができる。なぜか? ラジオが受信した電波のエネルギーで鳴るからだ。電波は微少ながら電力を持っているのである。したがって、電波をキャッチすることで電力を吸収することは一応可能ではある。

じっさいに、環境発電(Energy Harvesting)というのは、現在旬の研究テーマである。外部電源や電池を必要としないで機器を作動させることができるように、環境からエネルギーを採り入れる技術のことだ。ごくシンプルなセンサーなど、省電力のデバイスでは可能になっている。

しかし、オハイオ州立大学のウェブサイトで発表されている研究は、そんなものではない。携帯電話が発する自らの電波をキャッチして、それを直流の電力に変え、ふたたび携帯電話のバッテリーに戻すというものだ。

携帯電話のケースの中にその機能を搭載することで、たいして体積も重さも増えることなく可能になるという。

携帯電話が基地局やWiFiルーターと通信するときには、かなりのエネルギーが無駄に使われています。私たちは、その無駄なエネルギーをバッテリーに戻してやるのです

と、Chi-Chih Chen准教授はいう。

空中から微量のエネルギーを集めるデバイスはありますが、私たちの技術は、エネルギー源から直接的に吸収しようという点で異なります。

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