フェイスブックの投稿内容でその人の性格が判断できる。恋愛ネタの多い人は自尊心が低い?(英研究)

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フェイスブック(Facebook)に何気なく投稿する内容が、あなたが意図している以上に自分のことを物語っていることが、新たな研究結果によって明らかになった。
英ブルネル大学の研究者らは今回、555人のフェイスブックユーザーが回答したオンライン調査の結果を分析した。同調査は、心理学で「ビッグファイブ」と呼ばれる人間の性格を構成する5つの特性、すなわち外向性、協調性、勤勉性、神経症傾向、開放性と、それに加えてナルシシズムと自尊心に焦点を当てて行われた。
検証の結果、それぞれの性格特性ごとに、フェイスブックに対する姿勢と投稿する内容にはある種の傾向が認められたという。たとえば神経症傾向の強い人は、オフライン(リアル)では得られない承認をSNSに求めようとし、「いいね!」やコメントをたくさんもらうことで、ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)を体験する。逆に反応をもらえなければ、仲間はずれにされたように感じてしまう。
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一方、外向的な人は、フェイスブックを社会参加のひとつのツールとして捉えており、投稿内容も社会活動に関するものが多くなる。そして彼らは「いいね!」の数よりも、他者との交流により大きな意味を見いだしているという。
研究を率いたブルネル大学のタラ・マーシャル博士は、「フェイスブックの投稿がその人の性格を反映しているということは、特に驚くような発見ではありません。ただ、なぜその人が特定のトピックを選ぶのかを理解するのは重要なことではないでしょうか」と話した。
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4つの性格特性の投稿の特徴は次の通りである。
●ナルシスト
おもな投稿内容:成果や業績、ダイエット、フィットネス
ナルシストは注目や承認を求め、「いいね!」の数にこだわる。一般的に、何かを成し遂げたという報告(例:ダイエットに成功した)に関する投稿は「いいね!」を集めやすいため、ナルシストは成果について投稿することが多い。
●開放的で好奇心が強く、クリエイティブな人
おもな投稿内容:政治理念や知的なトピック
ビッグファイブのなかでも開放性の高い人は、クリエイティブで好奇心が強いケースが多い。人との交流以上に情報交換を求めているため、パーソナルな話題よりも時事ネタや最新の研究に関する話題を共有しようとする。
●実直で勤勉な人
おもな投稿内容:めったに投稿しないが、するときはほぼ子どもの話題
このタイプの人は、周囲の反応を気にして空気を読むため、頻繁には投稿しない。
●自尊心の低い人
おもな投稿内容:恋人、恋愛
自尊心の低い人は、不安を和らげるために、現在の関係がうまくいっていることを周囲にアピールしようとして、恋人に関する(あるいは恋人に対する私信)を頻繁に投稿する。しかし、この種の投稿は「いいね!」がつきづらく、好印象は与えないことがわかっている。
via:dailymail.・原文翻訳:mallika
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