Googleなど大企業も注目する「マインドフルネス」の実践法 (2/3ページ)
■ マインドフルネスとは?
マインドフルネスとは“今・この瞬間”に意識を集中した心のありかた。これは仏教における“正念”という概念にあたり、過去や未来への執着から生まれる雑念を去った安らかな心の状態を指す。
マインドフルネスにおいては、人が苦しむのは自分自身の思考が葛藤を生みだすからであるとし、外的要因は内面の葛藤が表面化するきっかけ過ぎないと考える。
このマインドフルネスの生みの親ともいえるのが、ベトナム生まれの世界的な禅僧ティク・ナット・ハン。行動する仏教を提唱し、ベトナム戦争時に渡米し戦争終結のために奔走。この活動は禅を米国内に波及させるきかっけとなり、キング牧師ら公民権運動活動家にも多大な影響を与えた。
医学博士のジョン・カバット・ジンは、これを医療の世界へと導入。米国の大学医学部にマインドフルネスセンターが次々と設立される流れを牽引。医療におけるマインドフルネス導入の流れは日本でも進み、ティク・ナット・ハンの高弟33人を迎え、聖路加国際病院にて読売新聞社の後援で医療関係者向けの大規模な研修会も先日開かれた。
そしてマインドフルネスをより普遍化したものにし、本気で世界の平和のために役立てようと企てているのが、Google社の107番目の社員チャディ・メン・タン。『かなりイカしたフェロー』という役職を自ら作りだし、幸福のメカニズム解明を天命と自負する男だ。
著書『Search Inside Yourself』(邦題:サーチ!)が世界各国でベストセラーとなり、彼を中心にしてSIYLI(サーチ・インサイド・ユアセルフ・リーダーシップ・インスティテュート)が設立。Google社はこのSIYプログラムを全社員のみならず全世界に展開しようと全面的に支援。そして清水氏をはじめ認定講師たちを養成し始めた。
■ マインドフルネスの実践
清水氏によれば、マインドフルネスの実践方法は至ってシンプルだ。
禅の思想から派生した考え方ですが特別な修行やトレーニングは必要なく、毎日1、2分間程度の軽い瞑想からでも始められます。
息を吸う、息を吐く。