『銀河鉄道物語』銀河鉄道を守る者たち (1/2ページ)
■もう1つの銀河鉄道の物語
『銀河鉄道』と言えば、メーテルや鉄郎の『銀河鉄道999』が定番かもしれません。
今作の『 銀河鉄道物語 』がどんな話かといいますと999がメーテルと鉄郎といった乗客二人に焦点を当てたストーリーだったのに対して銀河鉄道の職員を主人公にした話です。
基本的には999と同じ世界の話なので999の車両が出てきたりもするので999を知っている人はそのシーンで少しうれしくなるかもしれません。
主人公、有紀 学たちは空間鉄道警備隊(以下SDF)という銀河鉄道を警備したり、事故が起きたりしたときに救助に行くという任務にあたっていますがさまざまな困難を力を合わせて乗り込んでいくあたりが魅力的です。
理想に燃える学はときおり現実にぶつかり、また仲間と意見がぶつかったりもしますが、どんどんと成長していくように感じます。
「少年が大人になる」という成長を描くのは、ある意味アニメや漫画などの最大のテーマであるかもしれません。
■SDF3つの部隊
さて主人公の学たちの所属するSDFには、3つの部隊があります。
まず、学の所属する「シリウス小隊」、バランスがとれているのか様々な任務について活躍します。車両は蒸気機関車の形。
情報収集を中心とする「スピカ小隊」、女性隊員だけで構成されていて、車両は赤い流線型のボディ。
宇宙で一番の猛者を名乗る武闘派の「ベガ小隊」、車両は緑色の機関車。
個性豊かな部隊ですが時にぶつかり合いながらも力を合わせて大きな事件を解決します。
部隊の名称におおいぬ座の「シリウス」おとめ座の「スピカ」こと座の「ベガ」と各小隊の名に星の名前が使われているあたりもささやかなところですが各小隊にあった名前かと思います。
■何回見ても泣けるエピソード
「銀河鉄道物語」は何回見ても泣けるエピソードがたくさんあります。