【アニメキャラの魅力】最強のディクロニウス!?親の愛を求める哀しき少女「マリコ」の魅力とは?『エルフェンリート』 (2/2ページ)

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■愛情を求める少女

 研究所では隔離されていましたが、無線を通じて外と会話する事は出来ました。斉藤と呼ばれる女の研究員がマリコの世話担当で、5年間ずっと話し相手になってあげていた親代わりの存在でした。

 ルーシーを捕獲するために隔壁から出された時に、足が弱く歩けないマリコを可愛そうに思った斉藤がそばにより彼女を抱きかかえましたが、マリコは斉藤のことを「本当のお母さんじゃない」と言い惨殺してしまいます。自分を産んだ本当の母親を求めていたマリコには、“親代わり”という存在は意味のある物ではなかったのです・・・。

 人類を滅亡させるという本能がDNAに刻まれているディクロニウスと、滅ぼされる側である人間との関係の難しさを実感させられます。

■父との再会と最期

 研究所室長の蔵間はマリコの実の父親です。ルーシー捕獲作戦中、最後の最後で初めて彼女は父親と対面。マリコは拘束された暗い研究所の中で、本当の父と母に会うことだけを心の支えとして今まで耐えてきたのだと蔵間に伝えます。彼女がその生涯で唯一求めていたのは、多くの人がごく普通に与えられるだろう、ありふれた物だったのです・・・。

 最後は蔵間の腕に抱かれたまま、体内に埋められた爆弾が爆発しそのまま海へと消えていきました。ずっと待ち焦がれていた父との再会は、ほんの少しの間しか叶いませんでしたが、ほんのひと時でも父の胸に抱かれたこと、亡き母が死ぬ寸前までマリコを愛していたことを蔵間から教えられ、母の愛情を知ることが出来たのは唯一の救いだったと思います。

■初登場から残虐性が強調されていたマリコ。

 他のディクロニウス達にも共通することですが、彼女たちは好きで人類を滅ぼそうとしている訳ではないのです。なぜ自分たちは普通の人間に生まれることが出来なかったのかという嘆きと、“人類を滅ぼす”というDNAに深く刻まれた本能に苦しめられています。アニメでは、ルーシー捕獲作戦までで物語が一度完結していますが、原作ではマリコを亡くした蔵間の苦悩を描いたエピソードが更に続きます(アニメと原作ではマリコ関連の展開が変わっています。)。アニメを見て気に入られた方は、ぜひ原作も読んでみてください。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:真夏日(キャラペディア公式ライター)

(C)岡本倫/集英社・VAP・GENCO
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