20代ではどちらを優先すべき!? 「保険加入VS貯蓄」
20代と言えば、まだまだ社会人になって間もない頃……貰えるお給料だってそんなに多くはないかもしれません。
ですが、そんな頃に「社会人になったら保険には入っておかなくては……」という話を聞いたことはありませんか?
「そう言われればそうかもしれないなぁ」とは思いつつも、「でも、将来のために貯蓄もしなければならないし……」と迷うことも多いのではないでしょうか。実際、保険と貯蓄どちらを優先させたらよいのでしょうか?
今回は、20代の女性が限られたお金の中で保険と貯蓄、どちらを優先すべきかについて、ライフプランナーの筆者と考えていくことにしましょう。
■20代では生命保険も医療保険も必要性は低い!
保険への加入を検討するのであれば、その意義と言いますか、その理由を根本的なところから考えてみる必要があります。
では、生命保険加入の意義(理由)とは、いったい何でしょうか? これはズバリ、万が一、自分に何かあった時、身近な人が困らないように備えるものです。
では、自分がもしもの時、困る人は誰でしょうか? 独身の方であればそれは親御さんということになるのでしょうが、親御さんの生活が子供の万が一で脅かされることはあまり考えられないのではないでしょうか。
つまり、独身の方にとって生命保険への加入は、優先されるべき事項ではあまりないということになります。
では、結婚したらどうなるでしょうか? この時点においては配偶者の働き方によって大きく異なってくることになります。簡単に言えば、自分がもしものことがあった時にも、これまでの生活を続けていけるだけの十分な収入が、配偶者の方にあるかどうかですね。
さらに、次の段階はお子様ができたときということになります。20代の方であれば、ここではじめて“生命保険に加入するかどうか”検討をする必要性が生まれてくると言っても過言ではないのではないでしょうか。
つまり、生命保険も医療保険も独身時代はもちろんのこと、20代のうちは保険に大きな金額を振り分けるよりも、貯蓄に回した方がいいというわけです。
■貯蓄は万能選手!
また、言うまでもありませんが、あくまでも保険が役立つのは、契約者に何かあった時に限られてしまいます。
ですが、貯蓄であれば、それを入院費の支払いに充てられるのはもちろんのこと、もしもの時の生活費にも充てられます。
そして、幸いにしてそういうことが起こらなかったときには、教育資金にも老後の資金にも割り当てることが可能なんですね。
これが、“20代のうちは貯蓄を優先すべき”最大の理由になります。
また、資産の形成(特に複利効果の享受)には、時間が長ければ長いほど効果的だということがあります。ですから、20代のうちに保険への負担割合が大きすぎることは将来の資産形成を遅くしたり、緩やかにしたり、あるいは阻害してしまうかもしれないという側面もあるのです。
いかがでしたか?
若い時に保険に加入していた方がよかったかどうかは結果論的な部分もあり、また確率的な問題でもあるのですが、20代で亡くなったり病気にかかったりする確率はとても低いのが実状です。
保険には不安ばかりで感情的に加入するのではなく、冷静に保険は確率の問題であるという部分もちゃんと考慮したうえで、判断したいものですね。
(田辺美穂)
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