【アニメキャラの魅力】宇宙を飛び回る賞金稼ぎ(カウボーイ)「スパイク・スピーゲル」の魅力とは?『カウボーイ・ビバップ』 (2/2ページ)

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特に第五話「堕天使たちのバラッド」と最終話「ザ・リアル・フォークブルース」で魅せる、宿敵ビシャスとの戦いは作画や演出、台詞回し、音楽までも全てが高レベルで楽しめます。

■過去と現在を繋ぐスパイクの左右の瞳

 物語が進む中で明らかになっていくスパイクの過去は、カウボーイとしてのドタバタなストーリーの中で、時折彼が漂わせる虚無的な雰囲気の元となっています。かつてチャイニーズ系マフィア組織「レッド・ドラゴン」に所属していたスパイクは、とある理由により組織を抜けようとしたことで襲撃を受け、その結果、スパイクは公には「死亡」した扱いとなりました。しかし、実際には右目を失いながらも生き延びていたのです。失った右目には、本来の瞳とは色の違う義眼が嵌められています。作品の終盤にビシャスとの戦いに赴くスパイクは、彼を止めようとするフェイに語ります。

「俺は、片方の目で過去を見て、もう一方でいまを見てた。目に見えているものだけが現実じゃない。そう思ってた。醒めない夢でも見てるつもりだったんだ。いつのまにか醒めちまってたな。」

 一度死んだ男として、スパイクはカウボーイになり生きてきました。ジェットやフェイ、エドと過ごしてきたカウボーイとしての日々こそが、彼にとっては「醒めない夢」だったのではないでしょうか。

 それは、視聴者たる我々が見てきた『カウボーイビバップ』という作品そのものに対するメタ的な要素が含まれているようにも感じられます。しかし、再び宿敵であるビシャスと出会ってしまったことで「醒めない夢」から醒めなければならない。過去に残してきた、失った右目で見続けてきた過去を清算しなければならないと決意したのです。そして彼はビバップ号を出ていく間際に、こう言い残します。

「死にに行くわけじゃない。俺が本当に生きてるかどうか確かめにいくんだ」

 カウボーイビバップはビバップ号のキャラクター達も魅力的ですが、その魅力を存分に引き出す脚本、演出、音楽に溢れた名作です。全ての回がオススメ回となっております。個人的におすすめなスパイクが活躍する話は、8話の「ワルツ・フォー・ヴィーナス」と19話の『ワイルド・ホーセス』、25話&26話の「ザ・リアル・フォークブルース」です。皆さんも是非、『カウボーイ・ビバップ』そして「スパイク・スピーゲル」の魅力を堪能してください。


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:サイコロ親分(キャラペディア公式ライター)

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