映画『トゥモローランド』ブラッド・バード監督にインタビュー (2/4ページ)
そして、彼らはそれをとても大事にしているわけです。しかし、本作のような普通ではないストーリーで、規模の大きい、決して「安全」ではない映画を作る過程でも多方面において協力してくれたので、自由に作れました。
――ディズニーから指示やアドバイスはありましたか?
バード:大きな予算を動かす仕事ですから、色々と心配はありました。そして、ディズニーとは互いを尊重する関係を保ちながら話し合い、時には判断の違いが生まれることもありました。しかし、互いの意見に耳を傾けることで解決していきました。
映画に関わるアーティストが「みんなの意見なんて知るか! やりたいことをやるんだ!」といった態度をとる事はよくありますが、それは問題を引き起こすだけだと思います。映画には、大勢の人々が関わっていて、彼らの考えを聞くことで助けられることもあるんです。
時にはスタジオの言ってくることに抵抗することも大事ですが、同時にちゃんと聞くことも必要です。彼らは非常に頭のキレる人たちですからね。そして最終的には、その映画自体が自分がどうなりたいかを示してくれると感じています。
――本作に登場する謎の少女「アテナ」は予想外の方向の魅力を持ったキャラクターでしたが、そのアテナを演じたラフィー・キャシディさんは、どのような経緯で選んだのでしょうか?
バード:彼女を見つけられたのは、非常にラッキーでしたよ。
オーディションの段階で、彼女の父親がiPhoneで彼女を撮った映像を送ってくれました。その映像には3つのシーンがあったのですが、彼女はそれぞれの始まりと終わりに、サムズアップ(親指を立てるジェスチャー)をしたんです。
それを見て、彼女はスクリーンを明るくする力を持っていて、どんな時にも希望を持ち続けるというアテナのキャラクターにピッタリだと思いました。同時に、成熟した大人びた魅力を持っているのも、我々が求めた通りでした。