北朝鮮、開城工業団地から韓国製「チョコパイ」を締め出し

デイリーNKジャパン

北朝鮮、開城工業団地から韓国製「チョコパイ」を締め出し

北朝鮮が開城(ケソン)工業団地から韓国製「おやつ」を締め出し、自国製の食品にとって替わらせている。

韓国との南北経済協力事業として建設され、多数の韓国企業が工場を操業する開城工業団地では、北朝鮮労働者の間で韓国製のチョコパイと即席麺が好評を博してきた。

「労保物資」(労働者を保護するボーナス)の名で支給されてきたこれらの「おやつ」は、外部の市場に転売されるなどして、北朝鮮全土で人気商品となってきた経緯がある。


北朝鮮製のチョコパイ「キョンダンソルギ」

チョコパイの場合、夜勤の労働者には1日に10個が支給された。市場ではチョコパイ1個が700ウォンで取引されており、北朝鮮の一般的な労働者の1カ月分の給料(3000ウォン)の2倍以上が、1日で支給されてきた計算になる。

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ところが、開城で操業中の韓国企業関係者によると、「北朝鮮当局が昨年から、『キョンダンソルギ』という商品名の自国製のチョコパイやラーメンを購入して労働者に支給するようプレッシャーをかけてきた」という。

今年の春頃には北朝鮮側が本格的に納入を始め、韓国製の「おやつ」はほとんど姿を消した。

背景には、金正恩氏が指揮を取る自国製品の「愛用運動」と、外貨獲得の目的があると思われる。

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