【冴え女シリーズ(1)】[ナンパ男は前世の私の王子様?]4話(後半)「そういうのよくないと思う」 (2/3ページ)
こうなったらちゃんと話を最後まで聞くから」
耀司「って、ことはさっきまで話聞く気なかったの?」
央美「ちょっと聞いてみてやっぱりおかしいなと思ったら全力疾走しようと思ってたんだけど」
耀司「やっぱり! なんかアンタ、変にオレと距離をとるし緊張してるから、どう逃げようかと考えてるんじゃないかと思った」
央美「緊張してたのバレてたの?」
耀司「だって視線泳いでてそわそわしてるし、折角のホットコーヒー飲まないし」
央美「もう逃げようとか考えないから。というより、あなたが思ったよりも、真剣な顔で語りだすからその気が失せたわ」
耀司「ほんとに?」
央美「ほんとよ」
耀司「ならよかった」
央美「それに緊張してたのは逃げようと思ってたからってわけじゃないの」
耀司「そうなの? じゃあ、どうして?」
央美「……こんな風に仕事じゃないのに、男の子とふたりで話す機会なんて今までなかったんだから、どういう心地でいればいいのかわかんないのよ」
耀司「どういうこと?」
央美「白状すると慣れてないから、どこみていいのかわかんないし……。声が勝手に上ずって妙に緊張するの。24にもなっておかしいでしょ?」
耀司「そうなんだ」
央美(うっ、視線が痛い。