【冴え女シリーズ(1)】[ナンパ男は前世の私の王子様?]8話(前半)「アンタは何も変わってないよ」 (2/3ページ)
一緒に封筒に入れたり」
央美「夏には大きな魚拓が入ってた事もあったっけ? 魚釣りの大会で優勝したんだって」
耀司「秋には色んな種類のドングリを」
央美「冬には柊の葉っぱ! 私はそれをみて、どこに行ってなにをしてきたのかなって想像を膨らませたわ」
耀司「だから久々に会うとお互いしゃべるのが止まらなくなってたよね」
央美「うん、何を話そう? 何を見せよう? って毎回はしゃいでた」
耀司「濃い目に淹れたお茶とお菓子をたくさん用意してね」
央美「朝まで語り明かした事もあったわね」
耀司「懐かしいね」
央美「懐かしいわ」
耀司「あの時から、アンタはなにも変わってないよ……」
央美「そんな事ないわよ。私とあなたは今じゃお姫様でも王子様でもない」
耀司「うん、でも中身は変わってない。大好きだったあの時となにもかわってない。オレの憧れの存在だ」
央美「憧れなんて……そんな大層な存在じゃないよ」
耀司「オレにはそうだったんだって。こんな人になりたいと思わせるような惹きつける何かがアンタにはあった」
央美「それは耀司くんが泣き虫だったからじゃない?」
耀司「それもあると思う。小さい時はアンタより背も小さかったから」
央美「身近な頼れる存在っていうのは誰にとっても憧れの対象だよ」
耀司「小さい時はそうだった。でも大きくなって、あんまり会わないようになってからは違った」
耀司「アンタは、会う度女の子らしさが増してて、オレは毎回ドキドキしてた。