コンピューターを省エネ化?光でのデータ送信を実現する「逆デザイン・アルゴリズム」 (1/2ページ)

FUTURUS

コンピューターを省エネ化?光でのデータ送信を実現する「逆デザイン・アルゴリズム」

コンピューターが消費している電力は大きい。スマートフォンも同様だ。その消費量を低く抑えることができれば、消費電力の大幅な削減が可能になり、温室効果ガスの排出削減にも効果が大きいのではないだろうか?

これまでコンピューターの大幅な省エネ化が可能になったという話はあまり聞かなかった。しかし、それが可能になるかもしれない新しいアイディアをアメリカ・スタンフォード大学の研究者が開発している。

■ コンピューター内でも光回線

スタンフォード大学のJelena Vuckovic氏は、コンピューターのチップ間でやりとりされるデータの送信方法を変えることで、コンピューターをさらに速く、より効率のいいものに改良しようと考えている。

現在、コンピューターの中では、電気の流れによってデータがやりとりされている。その方法はエネルギー消費が大きい。無駄なエネルギーが熱に変わって空気中に放出されていることからも想像できるだろう。ノートパソコンを使っていると、だんだん温かくなっていくのは、それが理由だ。

数年前、同僚のDavid Miller氏が、コンピューターにおけるエネルギー消費を詳細に分析したのですが、その結果は驚くべきものでした。マイクロプロセッサーが消費するエネルギーのうち最大で80%が、インターコネクトとよばれる配線上でデータを送る際に消費されていたのです

と、Vuckovic氏はいう。

そこで、Vuckovic氏らの研究チームは、電気に代えて光でデータをやりとりする新しい手法を『Nature Photonics』に発表した。

現在、インターネットは光ケーブルでつながっていることが多い。それをコンピュターの中にも構築しようというのだ。

光学的な伝達は、電気による伝達よりもずっと消費エネルギーを抑えることができます。しかも、コンピューターチップのスケールでは、約20倍もの量のデータを伝えることができるのです

と、研究チームのAlexander Piggott氏はいう。

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