ちょっとの工夫で風力発電技術に進歩!? 発電力を強化する「NewecoROTR」 (2/2ページ)
僅か3%とも思えるが、これはこれまで口径120メートルのプロペラが持っていた発電能力を、口径100メートルのプロペラで賄えるようになることを示しているという。
その結果、巨大化することで高くなっていた設備の移動や設置のコストを削減できることになる。あるいはこれまで設置が難しいとされていた場所に設置できるようにもなるかもしれない。
■ 風力発電設備の導入を加速させるか
さらに、『ecoROTR』の工夫はドームだけではない。風車を支えるタワーも、従来の鉄製の管ではなく、金属を格子状に組み立ててポリエステルでカバーするという方式に変えたのだ。
このことは、タワーを小さめの部品で運搬し易くし、現地で組み立てることを容易にするだろう。つまり、風力発電設備の設置を容易にできる。
また、従来の風力発電では、発電能力を高めるためにプロペラ部分を長くしてきた。そのことは環境負荷を大きくしてきたのだ。
『ecoROTR』の実験で最適なドームとプロペラの比率が解析され、より小型化できるようになれば、風力発電設備の導入ハードルがひくくなるかもしれない。