ちょっとの工夫で風力発電技術に進歩!? 発電力を強化する「NewecoROTR」 (1/2ページ)
再生可能エネルギーは天候に左右されやすいなど問題が多いが、常に技術は進歩している。その進歩の中でも、ちょっとした工夫でエネルギー変換効率を上げることができる場合がある。
GEが取り組んでいる風力発電がそうだ。
風力発電において、実は現在主流の風車では、かなりの風力をエネルギーに変換できずに逃しているのだ。
それが、ほんのちょっとの工夫で改善出来ることが分かった。それは、風車の中央に、ドームを付け加えることだった……。
■ 問題は風車の中心
米GEの研究グループが5日に発表したのは、新型風力発電風車の『ecoROTR』だ。
『ecoROTR』は従来の風車の中央に、丸いドームを付けたもので、カリフォルニア州のモハベ砂漠で実験を開始した。

ドームを付けただけ? と言われそうだが、実はこれが今後の風車のスタンダードになるかもしれないのだ。
従来の風車では、風車の中央部分に吹き付ける風はエネルギーに変換できずに逃してきた。つまり、素通りさせていた。
ところがこの部分に丸いドームを追加すると、中央で逃していた風が、中央から外側に誘導されることで、風車を回すエネルギーとして活用できる様になるという。
このアルミ製の丸いドームは直径が18メートルもあり重量も9トンあるが、100トンを超える発電装置全体からすれば、大した負担には成らないようだ。

また、ドームを付ける事で風が風車の中心を通らなくなるため、風車の中央部分の設計や構造を、風の抵抗を気にせずにシンプルにする事ができるようになる。
では、このドームを風車の中央に取り付けるだけでエネルギーの変換効率はどうなるかというと、3%向上する。