月探査の「秘密兵器」?人間が居住できる移動式シェルター (2/2ページ)


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■ 到達可能な距離は倍に?月の新たな発見が秘められたエリアへ
1台の月面車を利用していたアポロ計画時代のミッションでは、故障時にクルーが自力で戻るために、着陸船から歩いて到達可能な範囲内でしか活動することができなかったそうだ。近い将来に想定される月面活動では、こうした制限をクリアすべく2台の車が使われると考えられている。今回のコンセプトは、このミッション計画のコンテキストで考案されたものだ。
このアイデアが可能になると、船外で1泊を過ごすことができるため、単純計算で到達可能な距離は倍になる。このことは、まだ見ぬ科学的発見が隠されている可能性を秘めた調査エリアの増加を意味し、例えば、最も目立つクレーターであり、月の歴史や進化を調べるカギとなると考えられているコペルニクスの探査も現実的になるかもしれない。
実現可能性が高く、未知の発見にアクセスするポテンシャルを十二分に秘めた今回のMITチームのコンセプト。近年アメリカやロシアをはじめとする国が月面基地計画を発表するも、計画の延期が目立つ現状を鑑みるに、実現可能性が高く意外と今後の月探査計画のカギなるのではないだろうか。