子どもの生きるエネルギーがDOWNする!親がつい言いがちなNGフレーズとは
“這えば立て立てば歩めの親心“という、ことわざをご存じですか? 言葉どおり、親は子どもの一日でも早い成長を待ち望むものです。
でも、子どもが成長をするにつれて、平均値を気にするあまり他の子どもと比較してばかりしていると、折角の可愛い幼少時代の子育てを楽しめなくなってしまいます。
そこで今日は、『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』の著者・立石美津子が“平均値を気にする呪縛から解き放たれる考え方”についてお話します。
■長~い人生の中では「今の悩み」はちっぽけに
今、子どもができない行動で悩んでいることはなんですか? ちょっと考えを変えて少し先の未来を想像してみてみましょう。
・乳歯が生えてこない・・・成人になって歯が生えていない人はいない
・離乳食を食べてくれない・・・4歳になれば止めても煎餅をボリボリ食べる
・体重が増えない・・・そのうち太りすぎを気にする乙女になる
・喋らない・・・喋ることができない5歳児は滅多にいない
・文字が書けない・・・文字が書けない小学生はいない
こんな風に少し先の未来を想像して考えると、今の悩みは“些細でちっぽけな悩み”に思えてきませんか? “どんぐりの背比べ”“目くそ鼻くそ”のことわざ通り、ママ友の子どもと比べて歩き始めが遅い早い、オムツが2歳で取れた3歳で取れたなんか、長い人生から考えるとわずかな違いです。
もちろん、なにかしら発達に問題があり平均値より遅くなることもありますが、通常、子どもはミルクを飲み、ご飯を食べ、寝たり起きたりしていれば、放っておいても大きくなり色んな事が出来るようになってきます。
■放っておいても、子どもが「身に付かないコト」とは
放っておいても大きくなり色んな事が出来るようになっても、勝手には身に付かないことがあります。 こんな風に思う大人には育っては欲しくないですよね。
・「どうせ僕なんか…」と感じ、自分には価値がないと思っている
・何に対しても意欲を持てない
・何でも自分の思い通りになると思っている
“意欲・自己肯定感・自分の気持をコントロールする”ことは、放っておいても育つことはありません。親から褒められたり、思い通りにならないことを体験し、我慢したりして育つものです。
■子どもの「意欲」を奪うNGフレーズ
自己肯定感を持てず、自己否定する子どもは親から常に平均値を求められ、友達や兄弟と比較されて育っていることがほとんどです。
例えばこんなNGフレーズ、
「○○ちゃんはもうお手紙まで書けるのよ、なのにあなたはひらがな数個しか書けないの!?」
「お兄ちゃんがあなたの年齢の頃にはもうお喋りしていたのよ。ちゃんと喋る練習しなくちゃダメよ!」
さらに、記憶も曖昧な自分の昔のことまで持ち出し、過去の自分と我が子を比べて叱る親までいます。
こんな風に子どもを否定し、認めない子育てをしていると、生きる上で一番大切な“自己肯定感”が育ちません。自分が好きになれず“自分はありのままの自分でいい”とは思えないのです。
頭脳明晰で容姿も優れ、運動神経が発達していても、自分に対してとても厳しく低い評価しかしない大人になります。そして生きるエネルギーも低いのです。意欲を奪ってしまったのは紛れもなくママかもしれません。
子どもが成人し子育てが終了した50・60代のママが“言葉が遅い”と嘆いている若いママにこんなことを言いました。
「昔に戻って、眉間に皺を寄せている過去の私に“そのうち喋るようになるさ”とポンと肩を叩いて耳元で囁いてやりたい」と……。
いかがでしたか。
“こうあるべき”の平均点に囚われると大事な愛を見失う子育てになります。
他の子と比べすぎるあまり、我が子が何か出来るようになったことには目を向けられず、到達していないことを拾い出しては落胆したり、子どもを追い詰めたりしていると、生きていく上で“人として大事な部分”が育たなくなってしまいますよ。