中国爆買いツアーのウラ側「有名店はぼったくり、とバス内で洗脳する」 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 中国人のキックバック体質は尋常ではない。宿も、昼食で行くレストランも、買い物の免税店も、すべてキックバック契約を結んでいる提携先。その大半が中国資本であり、まさに同胞を喰い尽くすためのシステムが構築されている。ここに日本系の業者が食い込む余地は限りなく小さい。

「せっかく日本に来たのに、昼は中華料理屋ばかりというツアーもあります。これがすべてを物語っていますね(笑)」(Y氏)

 ツアー客は日本滞在中、連日のように提携先の免税店や電器店に、半ば強制的に連れていかれる。

「たとえば、日本観光公社という、全国展開している免税店があります。ガイドはツアー客の前で“この名のとおり、ここは日本政府が出資したオフィシャルな免税店なので安心です”などとホラをふく。日本の事情に疎いツアー客たちは、これをすっかり信じ込んで、そこに大金を落としていくというわけです」

 中国系免税店で売られている商品も、怪しさ満点である。免税店で買い物をしたことがあるという在日中国人の女性はいう。

「マツモトキヨシあたりだったら、2000円程度で売られている白髪染めが、4本入り3万円とかで売られています。他にも7万円のサプリとか、めちゃくちゃな値段設定。でも、これが本物で、日本人にも大人気と洗脳されている客たちは、喜んで爆買いしていくんです」

 なんともエグい。“おもてなし”などと浮かれていては、早晩、狡猾な中国人たちに根こそぎ持っていかれてしまうだろう。

(取材・文/小林靖樹)

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