「結婚できない理由」と「まだ結婚したくない理由」いつか自然に結婚できると思っていたら“痛い目”にあう

婚活のみかた

(画像:PAKUTASO)「結婚できない理由」と「まだ結婚したくない理由」いつか自然に結婚できると思っていたら“痛い目”にあう
(画像:PAKUTASO)「結婚できない理由」と「まだ結婚したくない理由」いつか自然に結婚できると思っていたら“痛い目”にあう

結婚できない理由の1位は「出会いがない」
国立社会保障・人口問題研究所のデータによると、男性の未婚率は20.14%、女性は10.61%となっており、22年後には男性が30%、女性は20%まで上昇することが予測されている。

現状の未婚率を年代別で見ると、20代の男性は71%、女性は60%。

30代では、男性47%、女性35%。50歳は、男性20%、女性10%という結果になっている。

「結婚したくてもできない」理由として、男女ともに最も多い意見が「相手に巡り合えない」というもの。これとは反対に、「結婚しない」理由もある。

25歳~34歳の独身男女に結婚しない理由を尋ねたところ、「必要性を感じない」「自由さや気楽さを失いたくない」といった意見が多かった。

結婚したくてもできない独身者と、必要性を感じないから結婚しないと考える独身者、まさに正反対の意見である。
<結婚できない理由>
相手に巡り合えない・・・男性46.2% 女性51.3%

結婚資金が足りない・・・男性30.3% 女性16.5%

異性と上手く付き合えない・・・男性13.5% 女性11.6%
<まだ結婚したくない理由>
必要性を感じない・・・男性31.2% 女性30.4%

自由さや気楽さを失いたくない・・・男性25.5% 女性31.1%

趣味や娯楽を楽しみたい・・・21.2% 女性20.7%

仕事に打ち込みたい・・・男性17.8% 女性16.9%

※調査対象は25歳~34歳の独身男女(国立社会保障・人口問題研究所調べ)


結婚できない理由の主な原因をあげると、「出会いがない」「経済力の問題」「コミュニケーションの問題」が上位を占めている。
反対に、まだ結婚したくない独身者の理由としては、「自由を奪われたくない」「楽しみに時間を費やしたい」「仕事が優先」といった意見が主だ。

この結果を見る限り、同じ年代の同じ独身者であっても考え方や意見が全く違うことが分かる。

まず、結婚しないと考える独身者に関しては、無理に強要する必要もないだろう。

しかし、いざ結婚したいと焦っても、そう簡単に結婚できない時代。

今、趣味や仕事に打ち込みたいという気持ちは理解できるが、いずれ結婚したいと思っているなら少なからず準備が必要になってくる。

「大丈夫。いつか自然に結婚できるから」なんて呑気にかまえていると、そのときに痛い目を見るだろう。

現代の日本が“結婚氷河期”と言われる理由は、そうしたことにある。


結婚できない本当の理由
一方、結婚したくてもできない独身男女にとっては辛い現実だ。

残念ながら、“自然”“必然的”な出会いを待っていても望ましい結果が得られる可能性は低い。
だが、結婚できない理由として「出会いがない」という意見が男女ともに上位になっているが、本当にそうだろうか。
昨今、様々な婚活イベントや婚活サービスがあちらこちらで開かれている。

結婚相談所の件数も数えきれないほどあるだろう。

結婚したいと強く願っている者同士が集まる場所なのに、なぜ思うように婚姻数が上がらないのか。

本音は「出会いがない」ということではない。

結婚したくてもできない本当の理由は、自分の価値観を曲げられないことにほかならない。

「誰でもいいからアプローチさえあれば直ぐにでも結婚できる」というわけじゃないはずだ。

ある程度の条件を満たす相手じゃないとダメなはずだ。

経済力、職業、ルックスや性格、相性やフィーリングなど、その条件は人それぞれ違う。

結局は出会いがあっても、その相手が条件に合わなければ、“なかったこと”になる。

つまり、条件が合わない相手との出会いは「出会いのうちに含まれない」のだ。


結婚は人生を左右する大事な問題なので条件にこだわるのは当然。
けれども、ある程度の条件で覚悟を決めなければ結婚は遠のいていく。

そう。要するに婚活は「ある程度」が大事になる。

ある程度の条件、ある程度の相手、ある程度の期間・・・。

婚活を長く続ければ最高のパートナーに出逢えるかといったら疑問だし、そんな保証はどこにもない。

だから、ある程度の期間である程度の条件を満たす相手で覚悟を決める。

もう一度、婚活をしている理由を考えてみてはいかがだろうか。

自分にとって結婚における最も大事な条件を一つか二つ決めて婚活すれば必然的に候補の数が増えてくる。

多くの出会いの中からパートナーを絞るとき、3つ目の条件に当てはまったくらいの相手がちょうど良い。

きっとその頃には、相性やフィーリング、人柄を重視しているはずだ。


最後に、まだ結婚したくないと考えている独身男女に一言。
「大丈夫。いつか自然に結婚できるから」なんて呑気にかまえていると、そのときに痛い目にあう。

“結婚氷河期”に直面して婚活迷子にならないためにも、もし将来的に結婚したいと考えているなら今のうちから準備を始めることをおすすめする。

1年は、あっという間に過ぎていく。社会人なら、そのことは身をもって分かっているはずだ。

今、考えている“そのうち”が来るのは、実はそんなに遠い先の話ではない。
「「結婚できない理由」と「まだ結婚したくない理由」いつか自然に結婚できると思っていたら“痛い目”にあう」のページです。デイリーニュースオンラインは、婚活20代・30代・40代向け女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る