『僕だけがいない街』ノイタミナ枠でアニメ化決定!運命を変えろ。タイムリープミステリー漫画 (2/2ページ)

あにぶ

■小説と漫画の技法を取り入れたハイブリッド作品

タイムトラベルや、同じ時間を繰り返すといったいわゆる『ループもの』の作品は、わりとメジャーなジャンルだしやりつくされた話でしょ…と思う方もいらっしゃるでしょうが……いやいや!とにかく読んでみてください!!

リバイバルやタイムトラベルはあくまで主人公特有の能力の一つに過ぎず、主人公がいかに過去の事件のフラグを回避していくか、その行程を手に汗握るサスペンス感でたっぷりと描いているのが魅力の作品です。

山田 悠介さんの『パズル』や、『ブラックロッド』など小説のコミカライズを担当してきた作者の「三部けい」さんならではの、まるで小説を読んでるかのような文章量と情報量、息もつかせぬスピーディーな場面転換。

そして、「ここで終わるの!?」といった”じらし”の展開や、「この後一体どうなってしまうんだ」と思わせて、次のページをめくるとどんでん返しが待っているというような”めくり”の効果を使った演出技法といった、漫画ならではの表現も非常にこだわっている作品であり、まさに小説と漫画の良いとこどりをしたハイブリットな作品といっても過言ではないでしょう。

過去改変を行なっていくたびに、次々と現れる真実、そして張り巡らされた伏線、ドキドキハラハラで気づけば夢中になって次の巻に手を伸ばしてしまいます。

■2016年1月よりノイタミナ枠でのアニメ化が決定!

アニメの監督を担当するのは『ソードアート・オンライン』や『銀の匙』の監督を務めた「伊藤智彦」さん、そして脚本には同じく『銀の匙』でタッグを組んだ「岸本卓」さん。

アニメ制作は『A-1 Pictures』でノイタミナ枠での2016年1月からの放送が決定しています。

ノイタミナ枠だと1クールの話数が若干少ないので、どこまでアニメ化がされるのか…何クールでアニメ化されるのかといった、続報にも今後は期待が高まっていきますね。

この一連の事件を裏で操る真犯人とは一体、そして藤沼悟は運命を変え、母をそして同級生を救うことができるのか……ぜひとも2016年のアニメ化を前に一級品のミステリー作品を一度読んでみてください。

(あにぶ編集部/Uemt)

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