『僕だけがいない街』ノイタミナ枠でアニメ化決定!運命を変えろ。タイムリープミステリー漫画

あにぶ

僕だけがいない街©Kei SANBE 2015/KADOKAWA
僕だけがいない街©Kei SANBE 2015/KADOKAWA

現在、角川書店の月刊誌「ヤングエース」にて絶賛連載中の漫画『 僕だけがいない街 』

スガシカオさんや中川翔子さんなど多くの著名人の方々も自身のTwitterで続々ツイートし話題に挙げている、今最も旬なこの作品は『マンガ大賞2014』で2位を獲得し、最新5巻までの累計発行部数はおよそ120万部を誇りついに2016年冬アニメとして、『ノイタミナ』枠でのアニメ化が決定しました。

■あらすじ

漫画家志望の主人公『藤沼悟』は、漫画家という仕事を諦めきれずに夢を宙ぶらりんにぶら下げたまま、フリーターとして鬱屈な生活を送っていた。

そんな彼にだけ起こる特殊な現象がある。 彼自身が『再上映(リバイバル)』と名づけたその現象は、彼が決まってなにか”悪いことが起こる予兆”を感じると『その事象の原因が取り除かれるまで1~5分の時間を繰り返しループする』という現象である。彼はそんなリバイバルという能力のせいで時に命の危機にあうこともあり、この特殊な現象に頭を抱えていた。

そして、彼にはもう一つトラウマってなっている過去の事件がある。

18年前の幼少の頃に、同級生の誘拐殺人事件という凄惨な事件を経験しており、その時の容疑者として逮捕されたのがお世話になっていた当時大学生であった友人であった。

断片的にしか思い出せないその記憶を片隅に置いたままある時、彼は再び凄惨な事件に巻き込まれる。

彼の母が、18年前に起きた誘拐殺人事件の真犯人に口封じのために殺される事件が起こってしまう。

その現場を目の当たりにした彼が、リバイバルを強く念じると目の前に広がって来たのは18年前の光景。

生きている母親、事件に巻き込まれるはずの同級生、当時世話になった容疑者として死刑が確定する大学生。

『--今度は救えるかもしれない』

彼は過去、未来全ての運命を変えるために、18年前の誘拐殺人事件に立ちむかっていく。

■小説と漫画の技法を取り入れたハイブリッド作品

タイムトラベルや、同じ時間を繰り返すといったいわゆる『ループもの』の作品は、わりとメジャーなジャンルだしやりつくされた話でしょ…と思う方もいらっしゃるでしょうが……いやいや!とにかく読んでみてください!!

リバイバルやタイムトラベルはあくまで主人公特有の能力の一つに過ぎず、主人公がいかに過去の事件のフラグを回避していくか、その行程を手に汗握るサスペンス感でたっぷりと描いているのが魅力の作品です。

山田 悠介さんの『パズル』や、『ブラックロッド』など小説のコミカライズを担当してきた作者の「三部けい」さんならではの、まるで小説を読んでるかのような文章量と情報量、息もつかせぬスピーディーな場面転換。

そして、「ここで終わるの!?」といった”じらし”の展開や、「この後一体どうなってしまうんだ」と思わせて、次のページをめくるとどんでん返しが待っているというような”めくり”の効果を使った演出技法といった、漫画ならではの表現も非常にこだわっている作品であり、まさに小説と漫画の良いとこどりをしたハイブリットな作品といっても過言ではないでしょう。

過去改変を行なっていくたびに、次々と現れる真実、そして張り巡らされた伏線、ドキドキハラハラで気づけば夢中になって次の巻に手を伸ばしてしまいます。

■2016年1月よりノイタミナ枠でのアニメ化が決定!

アニメの監督を担当するのは『ソードアート・オンライン』や『銀の匙』の監督を務めた「伊藤智彦」さん、そして脚本には同じく『銀の匙』でタッグを組んだ「岸本卓」さん。

アニメ制作は『A-1 Pictures』でノイタミナ枠での2016年1月からの放送が決定しています。

ノイタミナ枠だと1クールの話数が若干少ないので、どこまでアニメ化がされるのか…何クールでアニメ化されるのかといった、続報にも今後は期待が高まっていきますね。

この一連の事件を裏で操る真犯人とは一体、そして藤沼悟は運命を変え、母をそして同級生を救うことができるのか……ぜひとも2016年のアニメ化を前に一級品のミステリー作品を一度読んでみてください。

(あにぶ編集部/Uemt)

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