むやみに資格を取ると不利に?再就職ママが本当に準備すべきこと
「やっと子育てが落ち着いたわ、そろそろ再就職を」そう考えたとき、何を仕事にするかすぐに思い当たりますか? どうしたら再就職できるか、ファイナンシャルプランナーの筆者と一緒に考えてみましょう。
■再就職、求められることは何?
職場で求められていること……それは実務経験です。未経験OKの職場もありますが、それだけニーズがある仕事ということでしょう。本人がその職種に興味があるか、長く続けるには重要です。
■求められている仕事って何?
ハローワークで40歳で東京神奈川の職場、パートとフルタイムでそれぞれ求人を検索してみました。パートでもフルタイムでも多かったのは、看護師、准看護師、看護助手、医療事務、介護、調理補助、保育士、保育補助、販売員、営業アシスタントなどでした。パートでは清掃員、家事代行、フルタイムでは、プログラマーやSEなど技術職も割と求人がありました。
看護、介護などは資格がなくても補助的仕事なら求人があるようです。ただ職場によっては経験を要するところも多いようです。保育なら子育て経験、家事代行なら日常の家事を“実務経験”と扱うところもあるようですが……。
「求人があるけど経験がない、興味が持てない、でもどこか就職したい」
そんな場合どうしたらいいでしょう?
■独立資格、取っただけでは独立できない現実
じゃ、自分で起業すればいいのでは……。そう思い一発奮起、独立資格を取得……でも、独立の条件は資格取得だけではありません。
例えば税理士。独立には2年間の勤務証明が必要です。勤務証明がない限り、『税理士有資格者』でしかありません。
税理士事務所はたくさんありますが、“実務経験バリバリだけど資格はまだない”従業員さんがたくさんいて、“実務経験のない有資格者”は煙たがられ、就職できない可能性もあり、税理士を取っても苦労が水の泡です。実務経験が足りないなら、日商簿記2級、3級を取得後、事務所に就職してしまう方がいいでしょう。
司法書士、社会保険労務士も行政書士も実務経験のない人は、勤務証明にかわる一定の研修が必要、もちろん資格取得とは別に安くはない費用(5万から10万円ほど)が必要です。
在宅ではフリーライターや内職などがありますが、士業か否かに関わらず、勤務でなくフリーの仕事は基本的に仕事は自分で見つけなければなりません。経費も自分持ちです。
■まずは、過去の職務経験、資格、人生経験を棚卸
以前の仕事、、取った資格、今までの人生経験も詳しく棚卸してみましょう。例えば、昔取った教員免許、子育て経験と併せると、学童保育指導員、になれるかもしれません。ピアノ習った経験と子育て経験でベビーシッターとか……。
昔手伝いでも経理をしたことがあったら、日商簿記を取れば経理事務で就職できるかも。
離婚経験で人の痛みがわかるようになったと思ったら、生活支援相談員とか……。
お買い物が好きで、人に売ってみたいと思ったら販売員とか、お料理好きなら調理補助とか……。
日常生活からも仕事につながることは見つかるものです。
■経験はないけど興味ある職種は?
「今までとは職を変えたいの、経験はないけど興味のあることがあるから……」
そういう場合、周囲に興味のある職種についている人はいませんか? 居れば、現場について聞いておくのも手。資格を取るための学校に相談するより、職場の現実を聞いておいたほうが役に立つでしょう。
家庭事情が許すなら、就職を先にする方が得策。職場の事情に合わせて、時間の許す限り、仕事の役に立ちそうな資格を取ったほうが職場で重宝されるでしょう。
■今すぐ就職できないけど、準備できない?
新聞などで世間のニュースを見ておくことが大切でしょう。昔経験のあった職種がどれだけ変わったか、最近仕事のありそうな職種は何か、女性の働き方は変化しているのか、ニュースや新聞で、就職の目安になるような情報を得ることが可能です。
■職場を選べそうなら、くるみん認定企業がお勧め
厚生労働省が子持ちの従業員が働きやすい『くるみん』認定をしています。職場を選べるのなら、『くるみん』マークを目安に職場を決めてもいいでしょう。ちなみに、大手企業のパートさんの方が社会保険に加入する予定なので有利です。
いかがでしたか?
昔少しでも経験した仕事、人生経験や日常生活上好きなことも仕事になり得るのではないでしょうか? そうそう、ファイナンシャル・プランナーも生活に必要なお金の知識を得るのに役立ちますよ。
(拝野洋子)
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