【冴え女シリーズ(2)】[全てを手に入れる俺様怪盗!]2話(前半)「ブラッディ・ストーン」 (2/4ページ)

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つまりココは、完全に密室になったってことか……ま、俺には関係ねーけど」

穂香(てことは、密室に……ふたりっきり……!?私、ピンチ……!)

新城「あ?なに驚いてんだよ」

穂香「いえ、そういうわけじゃ……」

新城「邪魔が入らないなら好都合だな」

穂香「えええっ!?」

新城「女神を探すのに」

穂香「なんだ……」

新城「ん?」

穂香「そそそ、そうですね!」

新城「やっぱお前もそう思う?」

穂香「え、ええ……大変、好都合ですね」

新城「一瞬、俺を捕まえるための罠かと思ったぜ……今夜はなんか妙だしな」

穂香「妙……?」

新城「警備員が一人もいねーし。いつもだったら紛れられるぐらい居るのにさ」

穂香「うちは小さな美術館なので、警備員はもともとそんなに……」

新城「いや、フツー配置するだろ?誰だって、自分のお宝を奪われたくないだろーし」

穂香「普通……?」

新城「お前さぁ……本気で俺のこと分かんねぇの?」

穂香「え……?」

新城「怪盗ノーヴェ。そう言えばわかる?」

穂香「か、怪盗ノーヴェって、世界中で美術品を盗んで回っているっていう……!」

新城「そ。ずいぶん日本のメディアにも取り上げてもらったし、俺って有名人だと思ってたんだケド。まさか美術館の学芸員に知られてないなんてな。俺もまだまだってヤツ?それとも…お前が世間知らずなだけ?」

穂香「怪盗ノーヴェなら知ってます……でも、まさかこんな小さな美術館に現れるなんて」

新城「規模の大小なんて関係ないね。目的のモノがあれば、俺はどこにだって行くぜ。今の時代、情報ならどこからだって得られるしな」

穂香「女神の台座にある石って、そんなに価値があるものなんですか?」

新城「価値……価値ねぇ。台座に嵌められた宝石がもし、俺の探しているものだとすれば、相当なもんだけど?ピジョンブラッド……最高級のルビーは、ハトの血の色にたとえられる。

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