【冴え女シリーズ(2)】[全てを手に入れる俺様怪盗!]2話(前半)「ブラッディ・ストーン」 (3/4ページ)
俺が求めているのは、ピジョンブラッドのルビーの中でもいわくつきの逸品―――ブラッディ・ストーン」
穂香「ブラッディ・ストーン……」
新城「お前も学芸員なら、聞いたことぐらいあるだろ?」
穂香「はい……でも、あれってほとんど都市伝説みたいなもの、ですよね?」
新城「イタリアの独立戦争の最中に失われて以来、その姿を見た者は誰もいない。表向きはそんな風に語られてるらしいな。だが、実際は違う。極めて単純に、保管されていた家から奪われたんだ」
穂香「奪われた?」
新城「あぁ。それ以来、石の行方は杳(よう)として知れない。だから探してる。あちこちの人間の手に渡って、指輪になったり、ペンダントにされたり……それが近年、日本に石が渡った可能性があるとわかった」
穂香「それで日本に?」
新城「親父の代からな。