ろくでなし子裁判が一気に茶番化?「約900万円の最先端機器でアレを作ってみた」 (2/2ページ)

東京ブレイキングニュース

 こんな最先端機器を使って何を出力しているのかという話なのだが、それが裁判長の判断で「証拠能力がある」とされてしまったからさあ大変。それぞれエリート街道を進んで来たであろうオトナ達が、マジメな顔で無駄に精密なろくでなし子のマン型を恐れ慄きながら扱い、ああだこうだとツバを飛ばし合ったのである。

 弁護側は裁判終了後の報告会で「科捜研のプリンタは石膏を使うので精巧な物が出来る。一般的な家庭用プリンタはチャチな仕上がりにしかならない樹脂を使うので、今後そういった点をこちらから反論して行きたい」といった内容の発言をしており、しばらくの間は検察側と弁護側が材料の違うマン型を用意して激論を繰り広げるという珠玉のコントが楽しめそうだ。

 ろくでなし子裁判はこのように「バカじゃねえのか?」と言いたくなるマヌケな内容になっており、これこそ日本の性器を巡る、またわいせつに関する法律の重大な欠陥を示している。日本人の性器は男女問わず、このような全く現実的ではないバカ過ぎる法律によって管理されているのだ。その事を法廷コントとして世にアピールしただけでも、ろくでなし子の戦いには意味も戦果もある。

 この裁判の内容を知った人々はこう思うだろう。「日本のわいせつ基準はバカげている」と。したがって、先程も述べたように、この裁判の結果がどうなろうと、仮にろくでなし子氏が有罪になろうと、彼女はすでに "判定勝ち" を確保しているのだ。

Written by 荒井禎雄

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