1週間で50時間以上働くと生産性低下?労働と幸福感の関係とは (2/2ページ)

Suzie(スージー)

そもそも、「男性はフルタイムで働くもの」という社会的規範がありますよね。

そのため、他者よりも長時間の労働をすることで満足度が高くなり、女性がフルタイムで働くことは社会的には否定的に捉えられるのではないか、というのです。

つまり、「男性は働くべきであり、その量や質で男性の社会的地位が築かれていく」と認識していると考えられるのです。

よって、男性は他の同性の同僚より働くことによって、自分の地位が築かれていると感じ、働くことで幸福感を得ているわけです。

■長時間働くと幸せでも生産性は低下

一方で、ダラム経済大学のリチャード・ハリス教授は「単純に労働時間の増加が生産性向上にはつながらない。労働時間が増えても成果が少なければ、生産性は下がる」と指摘しています。

生産性が下がる理由として考えられるのは、睡眠時間の少なさ。

スタンフォード大学のジョン・ペンキャベル氏は「1週間で50時間以上働くことで、生産性が著しく低下する」と指摘しています。

また、ペンシルベニア・ペレルマン大学医学部の研究では、「6時間未満の睡眠をとっている人は、6時間以上睡眠をとっている人にくらべ、1.5時間以上多く仕事をしていることが明らかになっている。また、労働時間が増えれば増えるほど睡眠不足になり、生産性が落ちる」ということを示唆しています。

他の同僚よりも長時間労働している、と思うことで幸福感は高まる。けれども生産性の問題とは別の話のようです。

「残業を長時間したからといって仕事がはかどるわけではない」というのは、日本人の感覚でも納得できること。

みなさんは、同僚よりも長時間働いていると思ったときにどう感じますか?

(文/和洲太郎)

【参考】

Why men (at least pretend to) work longer hours-CNBC

「1週間で50時間以上働くと生産性低下?労働と幸福感の関係とは」のページです。デイリーニュースオンラインは、時間女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る