【毎日トリビア】Vol.74 平等を説いてるわけじゃない?『学問のすゝめ』は…

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「へ~」と納得できるようなものから「これは知りたくなかった!」とか思っちゃうようなものまでご紹介します! 毎日一緒にじんわりと知識を深めましょう! 今日紹介する豆知識は… 1万円札にも描かれている福沢諭吉の有名な著書『学問のすゝめ』が伝えていることについてです!

出典: iStock

『学問のすゝめ』は“もっと勉学に励め”という意を持ったいわゆる自己啓発本

「天は人の上に人を作らず人の下に人を作らず」

平等を表すこの言葉は、『学問のすゝめ』の中でも有名な一節です。
しかし、この一節によって、この本を“平等を説く本”だと思っている方も多いのではないですか?

実はこの一節はその後に「と言えり」と続いています。つまり、「世間には『天は人の上に人を作らず人の下に人を作らず』という言葉がある」と言っているだけなのです。これは第3代アメリカ合衆国大統領トーマス・ジェファーソンの言葉の引用だと言われています。

では、福沢諭吉が伝えたかったことはというと、要約するとこのような感じになります。
「天は人の上に人を作らず人の下に人を作らずって言葉があるが、現実には平等なんてことはない。富める者がいれば貧しい者がいるし、賢い者もいれば愚かな者もいる。
では、その差はどこから来るものなのか。学問があるかないかの違いである。なので、みなさん勉学に励みましょう」
ということ。
その内容では平等などはないとはっきり明言されており、タイトル通り“学問”を“すすめる”言わば自己啓発本の一種だったのです。

あまりにも有名な一節によって、本の内容を誤解されている方が多いのも現実…
みなさんも機会があったら実際に『学問のすゝめ』を読んでみては…?

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