現代映画のCGに感情移入できない理由は脳の問題? とその論争 (3/5ページ)
つまり、「WETAエフェクト」(美しすぎるCGを生み出すWETA Digitalから命名)は、私たちの脳に「リアルな映像」ではなく「コンピューターで作った美しいイラスト」と認識させてしまうのです。
StoryBrainは、これは「信用や信頼できる性質」がより重要にも関わらず、映像の「美しさ」や「印象深さ」が「信用」を凌駕してしまっている時に起こる問題だと考えています。
そして、アメコミアーティストのアレックス・ロスの作品を例に出して「彼のアートは決して物理的に素晴らしいわけではありませんが、よりリアルな人間っぽく描かれているから効果的だ」と説明。最後には、CGは日常をリアルに再現するような、バランスを持った使い方が良いとまとめています。
この動画はアップロードから数日で視聴数80万を超えました。「脳が拒否するからCGだらけの映画が面白くない」説は一見すると納得するパワーを持っていますが(データの比較なんかがあると、特にそれっぽく思えます)、これに反対意見を述べる人たちが続々と登場。そんな中、Cartoon Brewが動画に対して冷静にツッコミを入れつつ、著名人のコメントを取り上げています。
「凄いCG映画が公開されても観客が与える作品への評価は平坦の一途」とコメントして、IMDBのスコアを並べ、鬼の首を取ったかのように「評価が上がっていない!」と主張していますが、これだけで「映画のピークが終わった」とは言い切れません。
まず、「映画のピーク」というのが曖昧な表現です。