ドバイでムスリムの人たちと、ラマダンの日没後の食事『イフタール』を食べてみた!

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ドバイでムスリムの人たちと、ラマダンの日没後の食事『イフタール』を食べてみた!

アッサラーム・アレイクム! こんにちは。ジュメイラです。 ラマダン・カリーム! 早いものでラマダン月も、あと一週間を切ってしまいました。ラマダン明けの「イード祭」というお祭りがあるのですが、今度はその飾り付けやスーパーで売っている雑誌の見出しがチラホラ目立つ時期になってきました。 そんなラマダン月の最中ですが、日没の時間になるとムスリムたちは「イフタール」といって日没後の最初の食事をします。日中は営業していなかったレストランも夜になると活気が出始めます。中には「イフタールディナー」というコース料理や「イフタールビュッフェ」という食べ放題を行うレストランもあります。 先日、夫の会社の同僚さんたちと家族も含めて20人ほどで、「イフタールビュッフェ」を食べに行く機会がありました。 今回は、そのときに訪れた“シリア料理といえばこの店!”と知られるほど有名な『AROOS DAMASCUS RESTAURANT(アルース・ダマスカス・レストラン)』の、アラブならではの料理や食事の様子などをご紹介します。

シリア人も太鼓判を押す、シリア料理レストラン『AROOS DAMASCUS RESTAURANT』

『AROOS DAMASCUS RESTAURANT』は、ドバイのデイラ地区という、ドバイ国際空港に近い場所にあるシリア料理のレストランです。代表的なシリア料理が手ごろな値段で食べられる場所で、野菜や豆などを使った一品料理や肉料理、ご飯もの、デザートなどが食べられます。
シリア人が「ここの味は、本国の味だ!」と太鼓判を押していたので、間違いないでしょう!!

参考までに、地図やメニュー、料理の写真などが載ったサイトをご紹介します。
AROOS DAMASCUS RESTAURANT

隣のテーブルの人のお料理をパチリと。
手前の細長い緑色のものは、ズッキーニの肉詰めです。家庭によっては、肉だけではなくご飯が入っていたりすることもあります。

「イフタール」は「ラマダン月の断食中の、日没後初の食事」という意味

イフタールの食事が始まるときは、ナツメヤシの実を乾燥させた“デーツ”を食べたり、水やデーツジュースを飲んで、お腹の調子を整えてから、食事をする人が多いようです。

席に居たムスリムたちは「もう食べていいのかしら?」「まだそんな時間じゃないわよ!」といった会話を繰り返し。「もうそろそろ、良いかしらねぇ…?」と、ひっそりと食べ始めていました。

上記写真の銀色の器の中と、パンの横に添えてある赤茶色の細長いものが“デーツ”です。食感は干し柿のようで、甘みがあり、栄養分が豊富なドライフルーツです。
余談ですが、デーツはコレステロールフリー、ファットフリー、低カロリーで植物繊維も豊富なので、ダイエット中には有り難い食べ物です。

普通の西暦の日付で考えると、彼らは日の出前の夜中の3~4時ごろにご飯を食べて、お祈りをして、それから日没の19時過ぎまで一日の断食に臨みます。

前述のとおり、イフタールには「最初の食事」という意味があります。
“アレ?一日の最初の食事は、夜中の3時では…?”と思うかもしれません。ですが、イスラム教で使われるヒジュラ歴では、日没からが一日の始まりになるそうで。そのため、日没後に食べる食事が断食明けの「イフタール(最初の食事)」になるのだとか。月の暦を使うムスリムならではの感覚なのか…と、初めて知りました。

もちろん、日没が一日の始まりといっても、生活する時間は私たちと一緒で、夜寝て、朝起きて仕事に行って…という生活パターンです。なので、この断食は非常に体に良くない…とも、言われています。

右の茶色い液体がデーツジュースです。甘くて飲みやすかったです。
デーツだけではなく、果物を最初に食べる人も居るらしく。先に到着していた同僚さんたちがいろいろと運んで果物や飲み物を持ってきてくれました。

お皿の左にある平べったいのは、なんと桃です!
日本では見たことがない、何とも不思議な形のモモが、ドバイではスーパーで普通に売られています。

ムスリム特有の配慮で、男性と女性が別々の席に

これは、シリア料理や中東料理のレストランで必ず出てくるアラビックパン。このパンに肉を挟んだり、ペースト状の豆や野菜をディップしたりして食べます。

と、最初は夫と並んで座っていたのですが…。
ムスリムの男性の提案で、「男性と女性の席を分けた方が良いだろう」ということになり。別々のテーブルへ…。
ウム~~。。
ムスリム特有の配慮とはいえ、ほかの同僚の奥さんたちとはほぼ全員と面識がなく。あまり初対面の人との話が得意ではない(しかも英語じゃないと通じない!)私にとっては、勇気が要りました。

ドバイのレストランでも、男性と女性を分けたスペース(もしくはフロアが別)と、男女OKのファミリー用の席があるレストランなど、場所によっては結構、厳しかったりします(この店は厳しくありませんが)。サウジアラビアのレストランは、キッチリ分かれていると聞きます。

料理は男性陣が運んでくれてお姫様状態

そして、男性陣がいろいろと料理を取りに行ってくれて。
女性陣は席に座って、男性陣がお皿に盛ってくれた料理を、好きなように食べていました。お皿は誰のものということもなく、皆でいろんなお皿を共有して。
盛り付けはよそってくれた男性のセンスが出ますね。

もちろん、自分たちで取りに行っても良かったのかもしれません。
ただ私自身、一番奥の席で、なかなか出入りするのも不便な一に座ってしまったため、男性陣に持ってきてもらうのは、非常に助かりました。

ズッキーニの肉詰めの中身は、このようになっていました。
ズッキーニ以外に、ナスやパプリカを使いますが、ズッキーニなどは中身をくり抜く作業が大変なので、結構なおもてなし料理になるそうです。

もう、盛りたい放題!
左の白いのは、タルタルソースかと思いきや、焼きナスとタヒニペースト(白ゴマをペースト状にした油)を使った「ムタバル」というディップソースでした。
あとはピザとか、肉とか…。載せ過ぎで、良く分かりませんでした。

これはデザートに出てきた、中にピスタチオとカスタードクリームの三角パイ。右の皿にある揚げ物は、魚でした。

気付いたら、女性用のテーブルの上はお皿だらけ!!男性陣が皆で、いかに一生懸命運んでくれたか良く分かります。
手前のご飯は長いお米で、何かのスープの炊き込みごはんになっていて。これも美味しかったです。

ビュッフェコーナーに群がるのは世界共通!?

おなか一杯になったころに、ちょっと外に出てみました。
もう、ビュッフェの大皿は、ほぼ片づけられて終わりに近い状態でしたが、それでも大勢の人が料理に群がっていました。

イフタールの店の雰囲気は、何となくいつもと違う?

お店の中も大盛況。

イフタールの食事は、普段とは違う料理が出たりすることもあるらしく。
ラマダン月は辛い断食だけではない、断食明けを皆で喜んで食事する雰囲気は、ムスリムにとって何ともいえない楽しみな時間なのかもしれないなぁ~、と感じられる食事会でした。

見た目も綺麗なシリアのアイスクリーム

帰り際、お土産にシリアのアイスクリームを貰いました。
翌日の食後に、シリア人の同僚さんからもらったシリアのお茶で、食後のアイスを…。

回りに砕いたピスタチオを付けて、巻き寿司の要領でくるくると巻いた、とっても硬くて粘り気があって、甘さ控えめのアイスクリームでした。これは、シリアではもっともポピュラーなアイスクリームで、粘り気を出すために棒で何度も何度も叩いて。完成するころにはヘトヘトになるくらい大変な、これもまたおもてなしのデザートだそうです。

日本の駐在員の方も、中東料理を日本人に食べさせてあげるときに連れて行くというこの店。
ドバイにいらした際は、空港からもタクシーで15~20分程度で行けるので、物は試しに立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

手前にあった皿に、2~3口で食べられそうな揚げ物を食べてみました。
牛挽肉が入った「クッベ」という料理でした。パキスタンの女性曰く、この周りの皮みたいなものは、ヒヨコ豆をすりつぶして作るそうです。中東もパキスタンも、スパイスを使った似たような料理が多いみたいで、料理の名称が同じものをいくつか教えてくれました。

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