51歳のホームレス男性、路上のピアノを弾き奇跡的な結末を迎える
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フロリダ州サラソータの路上で51歳のホームレスの男性がピアノを演奏した動画が注目され多くの人達を感動させている。そして、その動画がSNSで拡散された結果、奇跡な結末を迎えます。
51歳のホームレス男性に起きた悲しい過去
アメリカフロリダ州のサラソータ市では、政府の一環として公共スペースにピアノを置くアート・プロジェクト「サラソータ・キーズ・ピアノ・プロジェクト」を行っている。
そんな路上に置かれたピアノで美しい演奏を奏でたのが、ホームレスのドナルド・グールドさん。
彼が弾いているのは、アメリカのロックバンド「スティクス」の曲「永遠の航海」だ。
その美しい演奏を捉えた動画は瞬く間に多くの人にシェアされ、グールドさんは一気に有名となった。
そんな、グールドさんには実は悲しい過去がある。
彼は若い頃は海兵隊に所属し、クラリネットを演奏していた。
その後、兵役を終えミシガンの大学に入って音楽の教育を受けていたが、学費が払えなくなり退学してしまう。
その後、一度家庭はもったが、最愛の妻を亡くし、その辛さから逃れるように薬物中毒になってしまったのだ。
そして、薬物乱用が原因で息子は児童養護施設に引き取られ、彼はホームレスとなってしまったのです。
路上での演奏によって引き起こった一つの奇跡
この動画は、Facebookに投稿され瞬く間に広がっていき一つの奇跡が生まれました。
それは、長年生き別れた息子との再会でした。
地元のテレビ局がグールドさんの映像を放映すると、ミシガンに住む実の息子である18歳のドニーさんの目に止まったそうです。
そして、彼はFacetime上で15年ぶりの再開を果たしました。
彼は、WOODのインタビューで今回の出来事についてこう語っています。
「21歳かそれくらいの時、音楽で世界をめぐることができました。そして今、音楽が私の子供と引きあわせてくれたのです」
現在、米国のクラウドファンディングサイト「GoFunMe」では、彼を支援するためのプロジェクトが立ち上がり、多くの資金が集まっている。
集められた資金は、彼の生活費だけでなく、大学の単位を再度取得するために使用されるという。