いくらあれば安心?出産までにかかる費用と利用したい助成金
妊娠はとてもおめでたいことですが、妊婦さんの体のこと、出産費用などお金の心配もあります。
最初の出産でどのくらいお金が必要か、ファイナンシャル・プランナーの筆者と確認してみましょう。
■妊娠出産にかかるお金はどんなものがある?
・妊婦健診等・・・全国1,742自治体が14回以上妊婦健診を公費負担(全国平均97,452円)しています。補助券のところが多く、健診の都度2,000円から5,000円ほどかかることがあるので、自己負担を約50,000円見込みます。
・妊娠中毒などの診療費・・・全妊婦の7%から10%が妊娠高血圧症候群などにかかるそうです。週1回でその都度2,000円(健康保険適用、病状による)、半年通院と見て約50,000円。
・出産入院費用等・・・・自然分娩(健康保険適用外)は医療機関や地域により開きがありますが、約400,000円から約750,000円。帝王切開(健康保険適用)は約500,000円から約750,000円。
・妊娠高血圧症候群などで出産前後の入院が長引いた場合、出産費用に1日約10,000円の入院費用を見込み、1カ月入院すると300,000円。
・ママのマタニティー用品・・・フォーマルなマタニティー服だと、1着約10,000円から約50,000円。下着は1サイズ大きめになるし2、3着必要、腹帯などの妊婦用品も含め合計で約20,000円から約50,000円。もらえる人もいるし、個人差がありそうですが約50,000円見込みましょう。
・子どもの生活用品・・・こちらも個人差ありそうですが、ベッド・布団、産着、ミルク、哺乳瓶、抱っこ紐、ベビーカーなど約50,000円から約100,000円。
・帰省費用(里帰り出産の場合)・・・パパママ両方が帰省費用必要な場合も。帰省先によりますが、約100,000円見込みましょう。
・御祝い返しなど・・・いただくお祝いも個人差がありますが、両家の両親親戚、友人合計150,000円ほどいただいた場合、半返しとして75,000円ほどお返しを見込みます。
・出産後の育児費用・・・これも個人差がありそうですが、1歳までのミルク代と離乳食代を月5,000円、10カ月で50,000円見込みましょう。
■妊娠・出産でもらえるお金
・出産育児一時金が1児につき420,000円(産科医療補償制度16,000円の保険料込)支給されます。
・出産後も妻がお勤めを続けている場合、健康保険から出産手当金(月給約240,000円で産前産後の休業日数に応じて最高約520,000円)や雇用保険から育児休業給付金が支給されます(月給約240,000円で子供が1歳に達するまでの休業期間に応じ最高約1350,000円)。
・個人差ありますが、両親親戚・友人・同僚などからの御祝い金・御祝い品150,000円見込むとします。
・会社や自治体で出産祝いを支給するところがあります。就業規則や自治体HPなどで確認しましょう。
■結局、出産でいくら備えればいい?
妻が退職し、妊娠高血圧症で1カ月入院、里帰りはしない、出産費用が750,000円の医療機関で出産した場合、かかるお金合計からもらえるお金合計を引いてみましょう。約800,000円となりました。出産前に医療機関に費用の確認、妻が仕事を続けるか、夫が協力できるかを確認した方が良さそうです。
■出産費用が足りないときには出産費用貸付制度の利用を
多くの医療機関で出産後の退院時に、出産費用から出産育児一時金を差し引いた額だけ支払え良くなりましたが、出産費用を全額支払う医療機関もまだあるそうなので500,000円以上を立て替えることもあります。
支払いが難しい場合、8割まで貸してくれる出産費用貸付制度があります。出産前に健康保険の方は協会けんぽまたはお勤め先の健康保険組合、国民健康保険の方は市区町村役場にお問い合わせ下さい。
いかがでしたか? 出産に備えるお金、妻が出産後も勤めているかによってかなり違ってきそうです。手当金をもらうには、夫の育児協力も欠かせませんね。
(拝野洋子)
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