インターンシップで成長する! 目標の立て方3つのポイント

就活スタイル

就活に役立てるつもりでインターンに参加したのに、学んだことが言えなくて結局就活にほとんど活かせなかった……という声をよく聞きます。インターンに参加する場合は、企業から与えられる目標を意識して取り組んだり、自分で目標を立てたりすることがとても大切です。今回はインターンで成長するために大切な、目標の立て方について説明します。

■目標を立てる時の3つのポイント

1.「チーム目標」と「個人目標」をつくる

チームで何かに取り組む場合は「チーム目標」と「個人目標」の両方を決めましょう。「チーム目標」だけだと、自分の立場によってコントロールできることが限られる場合があるので、しっかりと「個人目標」も決めておくのがポイントです。自分の取り組みで成果がコントロールできる「個人目標」があると、努力もしやすくなります。

「個人目標」を立てる際は、インターンに参加した目的も意識した上で、「チーム目標」に貢献できる内容に設定しましょう。チームにとってもプラスに働きます。

【例】

■ チーム目標
・新規事業プロジェクト優勝
■ 個人目標
・プロジェクト案を10個以上提案する
・意見を否定する言い方をしない
・活動の進捗を毎日欠かさず社員に報告する

2.測定できる目標にする

学生と社会人で意識に差があるのが、目標の達成度が測定可能なものであるかということです。定量的な目標とも言えます。測定できない、定性的な目標があってもいいのですが、それだけにしてしまうと活動中に、「あとどれくらい、何をする必要があるか」がはっきりしないため、せっかくの取り組みも「できる範囲」で終わってしまいます。

達成できたか? できなかったか? 何パーセントできたか? ということを判断できる目標を1つはつくるのがポイントです。努力や改善がしやすくなります。

【例】

■ 測定できないもの
少しでも学生に新サービス○○のファンになってもらう
■ 測定できるもの
100名の学生に新サービス○○に登録してもらう

3.今の自分にはチャレンジングなレベルに設定する

せっかく目標を立てても軽々クリアできるレベルでは、学びや成長が少なくなります。逆に、達成できるイメージが全くわかないレベルの目標にしてしまうと、本気でその目標に向かう意識が持てません。

難しいかもしれないですが、自分が頑張って、仲間とうまく協力し、やり方を変えたりすれば達成できるかもしれないぞ、というレベルに設定しましょう。チャレンジングな目標を達成した時の達成感は最高です。

■行動計画と振り返りを忘れずに!

目標が定まったら、そのために具体的に何をするかという行動計画をたてます。インターンの期間にもよりますが、1カ月のプログラムであれば、1週間単位、1日単位での計画をたてます。計画を途中で見直した時に、予定通りに進んでいなければ、やり方や、やる量を変えるなどの検討をしましょう。

活動が終わった後は、振り返りを忘れずに。目標に満たなかったとしても、その後につなげていくための改善点や学びが見つかれば、次回はもっと良くなっていきます。

【振り返りのポイント】

・目標に対しての達成度合い
・できたこと
・改善できること
・学んだこと

インターンは取り組み方によって、学べることに差がつきます。目標をうまく活用して、自分をぐっと成長させましょう。意欲的に取り組むことで、自分も楽しく、チームや企業にも貢献できます。


文●井上真里(就活モード:http://www.syukatsu-mode.jp/

キャリアアドバイザー。東証一部上場の住宅メーカー・IT企業で中途・新卒採用に携わる。これまでにのべ6,000名以上にセミナーやプレゼンテーションを行い、2,000名以上の面接を担当。現在は自身が講師をつとめる就活スクール「就活モード」を中心に活動。全国の高校生・大学生を対象に面接トレーニング、キャリアのマンツーマン指導やセミナーを多数開催している。


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