脳波モニターをつけて働くオーストラリアの労働者

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オーストラリアの鉱山では、勤務中の労働者の頭に脳波モニターの装着を始めるところが増えています。SFのような話ですが、このモニターを通して、疲労による安全面や生産性への影響を減らすことが目的です。

通称スマートキャップと呼ばれる帽子についた脳波計は、1日の作業を通して労働者の脳波をモニターします。そして、脳波分析で事故を起こす危険がある疲労レベルが確認されると、アラートで知らせます。スマートキャップは、特にトラックや機械を運転する仕事をする人に利用されています。
脳波モニターをつけて働くオーストラリアの労働者
現在、1000以上のスマートキャップがオーストラリア全土で使われています。
実際に装着している人達の反応は、場所によって様々のようです。

ニューサウスウェールズ州にある鉱山の労働者達は、会社に向けてスマートキャップのアラートにもっと注意すること、それ以前にスマートキャップからのアラートを減らす努力をすることを要求しました。

一方、収集された脳波の情報が懲戒的な使われかたをするのではないかと恐れたクイーンズランド州の鉱山では、労働者全員でスマートキャップの装着を拒否しました。

2014年にコンサルタント会社のPwCが実施した調査では、ウェアラブルテクノロジーがプライバシーの侵害につながることを心配する人が82%にものぼりました。しかし、職場でその技術が使われることによって、自治権が失われると答えた人は40%にとどまりました。

この結果に対し、PwCは次のようにコメントしています。「ウェアラブルテクノロジーにおいて、プライバシーへの懸念は避けられません。どのようなデータを集め、どのように使っているのか、企業は一貫してオープンにしていかなければなりません。装着する人との信頼関係が必要なのです。」

スマートキャップの開発者の一人、ダン・ボンガー氏は、スマートキャップが脳波の情報を記録する装置ではないことを強調します。そして、スマートキャップが、ガス会社や、石油会社、航空会社などでも利用されるようになるだろうと話します。

Australian workers are starting to have their brains monitored in the workplace
http://www.smh.com.au/business/mining-and-resources/australian-workers-are-starting-to-have-their-brains-monitored-in-the-workplace-20150703-gi292b.html

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