拳銃を撃つドローンの動画が210万回以上再生され、米FAAが調査に乗り出した
7月10日に、YouTubeに投稿されたあるドローンの動画が218万回以上も再生されており、米国でも社会問題になっている。というのも、そのドローンには拳銃が搭載されており、飛行しながら発砲しているからだ。
既に軍関係では兵器としてのドローンが開発されているので、何を今更、と言われそうだが、このドローンを作って動画を投稿したのは、民間人で、しかも18歳の学生だという。
これが騒ぎになっているのだ。
■ 学生が作ったドローンが銃を撃つ衝撃
動画のタイトルは、『Flying Gun』と付けられている。14秒の動画だが、ドローンに搭載された拳銃が、自動的に発砲することを4回繰り返しているのだ。
場所はコネティカット州郊外らしい。ここからは報道メディアによって情報が若干異なっているのだが、拳銃付きドローンを作成したのは大学で機械工学を学んでいる18歳の学生と言われている。
ただ、コネティカット州クリントンに住むこの学生の父親は、息子が拳銃付きドローンを作成したことを否定しているという報道もあれば、授業で制作したと発言したとの報道もあり定かでは無い。
また、ドローンが飛行して発砲しているのは私有地であり、人が居ない雑木林であると言われている。銃は父親が所有している物だとも言われている。
この状況で違法性があるかどうか、警察当局は捜査を始めたという。また、FAA(連邦航空局)も、このドローンが違法行為に当たらないか調査を開始した。
■ ドローンの危険性に関する議論の活発化
実際には負傷者といった被害者が存在するわけでは無いため、学生は逮捕や訴追されるには至っていない。
しかし、この動画は様々なニュースメディアで取り上げられ、米国を騒然とさせているようだ。Googleニュースなどで「Flying Gun」と検索すればたくさんヒットすることで分かる。
ある報道では、この学生は1年前にもドローンをビーチで飛ばし、撮影に関する事で女性とトラブルを起こしていたらしいともいう。
当然、この動画を見てまねする者たちも出てくるだろう。遊びのつもりが惨事を引き起こす可能性も有るのだ。場合によっては犯罪グループにも悪用される危険もある。
今回の動画は、ドローンに関する規制のさらなる強化へのきっかけにもなるだろう。ドローンが様々な分野で人の役に立ったり、人を楽しませる可能性が期待されている一方で、簡単に凶器になるのだということを、この動画は改めて思い出させたと言える。