3分の1は氷でできている?今話題の「冥王星に関する真実」8つ
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科学
冥王星探査機ニュー・ホライズンズが、発射から9年半の時を超え、先日やっと冥王星に最接近しました。地球から遠かったため、これまで誰もその姿を見たことがなかった冥王星の姿が、鮮明な画像として届けられたのです。
今回は、冥王星の意外な8つの真実をお届けしましょう。
まずは数字から見た、冥王星の簡単なプロフィールから。
直径は2,368km。地球の衛星である「月」とくらべ、大きさは66%、質量は16%程度です。公転周期は、地球の年にして246.04。年表面温度はマイナス229度。そして発見された日は、1930年2月18日です。
■1:名づけ親は11歳の女の子
冥王星という名前は、ギリシャ神話に出てくる冥界(死者の世界)の王様プルートにちなんでいます。この名前を提案したのは、イギリスのオックスフォードに住んでいた、ベネチア・バーニーという名の当時11歳の女の子でした。
■2:2006年に準惑星に格下げ
1930年の発見以来、冥王星はずっと太陽系9番目の惑星とされていましたが、2006年に行われた国際天文学連合総会が惑星の定義を新たに設定。これにより、冥王星は「準惑星」に分類されてしまいました。
■3:冥王星の衛星の数は5つ
冥王星は、わかっているだけで5つの衛星(地球でいうところの月)を持っています。衛星の名前は、カロン(1978年発見)、ニクスとヒドラ(共に2005年発見)、ケルベロス(2011年発見)、ステュクス(2012年発見)。
■4:冥王星は準惑星内で最大
冥王星は準惑星では最大といわれています。ただ直径は2,368kmなので、20km以内の誤差があります。
一方、2005年に発見され2006年に準惑星に分類されたエリスの平均直径は2,326kmで、誤差範囲は12km。数字だけを見ると冥王星の方が大きいようですが、冥王星の大気を考慮すると、どちらが大きいかは判断つきかねるそうです。
■5:冥王星は氷と岩だらけ
冥王星の3分の1は氷でできています。この氷の量は、地球の海の3倍。残りの3分の2は岩でできています。
■6:冥王星の軌道は楕円形
冥王星の軌道は、太陽から44億kmと73億km離れています。つまり、他の惑星のように真円な軌道ではなく、楕円形を描いているということです。そのため、太陽系で冥王星より内側にある海王星よりも太陽に近くなる時期があります。
■7:冥王星にも大気が出現
(6)で説明したとおり、冥王星は海王星よりも太陽に近づく時期があります。このときは、普段表面を覆っている氷が溶け、大気をつくります。この大気は、おもに窒素と、若干のメタンと一酸化炭素からできています。太陽から離れると、大気は再び氷に戻ります。
■8:冥王星初の探査機は2006年
地球からあまりにも遠いため、これまで冥王星を訪れた探査機や宇宙船はありませんでした。2006年に打ち上げられたニュー・ホライズンズが、今年7月に最接近をしたのが、人類が初めて冥王星にもっとも近づいた瞬間でした。
そしてこのときにニュー・ホライズンズから送られてきた画像は、これまででいちばん地球から離れた場所の画像ということになります。
ニュー・ホライズンズは7月に冥王星に最接近した後、2020年ごろまでの予定で、エッジワース・カイパーベルトと呼ばれる太陽系外縁の領域にある天体を探査します。
みなさんもたまには空を眺めて、広大な宇宙に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?
(文/松丸さとみ)
【参考】
※Pluto Facts – Interesting Facts about the Dwarf Planet Pluto-space-fact.com