3分の1は氷でできている?今話題の「冥王星に関する真実」8つ (1/2ページ)

Suzie(スージー)

3分の1は氷でできている?今話題の「冥王星に関する真実」8つ

冥王星探査機ニュー・ホライズンズが、発射から9年半の時を超え、先日やっと冥王星に最接近しました。地球から遠かったため、これまで誰もその姿を見たことがなかった冥王星の姿が、鮮明な画像として届けられたのです。

今回は、冥王星の意外な8つの真実をお届けしましょう。

まずは数字から見た、冥王星の簡単なプロフィールから。

直径は2,368km。地球の衛星である「月」とくらべ、大きさは66%、質量は16%程度です。公転周期は、地球の年にして246.04。年表面温度はマイナス229度。そして発見された日は、1930年2月18日です。

■1:名づけ親は11歳の女の子

冥王星という名前は、ギリシャ神話に出てくる冥界(死者の世界)の王様プルートにちなんでいます。この名前を提案したのは、イギリスのオックスフォードに住んでいた、ベネチア・バーニーという名の当時11歳の女の子でした。

■2:2006年に準惑星に格下げ

1930年の発見以来、冥王星はずっと太陽系9番目の惑星とされていましたが、2006年に行われた国際天文学連合総会が惑星の定義を新たに設定。これにより、冥王星は「準惑星」に分類されてしまいました。

■3:冥王星の衛星の数は5つ

冥王星は、わかっているだけで5つの衛星(地球でいうところの月)を持っています。衛星の名前は、カロン(1978年発見)、ニクスとヒドラ(共に2005年発見)、ケルベロス(2011年発見)、ステュクス(2012年発見)。

■4:冥王星は準惑星内で最大

冥王星は準惑星では最大といわれています。ただ直径は2,368kmなので、20km以内の誤差があります。

一方、2005年に発見され2006年に準惑星に分類されたエリスの平均直径は2,326kmで、誤差範囲は12km。数字だけを見ると冥王星の方が大きいようですが、冥王星の大気を考慮すると、どちらが大きいかは判断つきかねるそうです。

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